ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3783番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/6/12
勉強の本来の姿は自主学習――家庭で学ぶからこそ能率がよい【動画あり】 as/3783.html
森川林 2019/07/10 09:33 

 「見える学力見えない学力」を書いた岸本裕史さんは、家庭塾というものを開いていました。
 これは、勉強の土台は、家庭での学習にあるという考えにもとづくものです。
 同じ考えで行われていたものに、初代総裁を平澤興氏が務めていた全家研の運動があります。

 今は、学習塾の隆盛に押される形で、そういう家庭で自分の計画で行う勉強は少なくなっているのではないかと思います。
 しかし、勉強の本来の姿はこの家庭塾なのです。

 どんなに面白くわかりやすい授業を聞いても、それは、頭の表面を通り過ぎて行くだけです。
 その知識が自分の中に定着し、さらに他の場面にも活かせるようになるためには、その勉強を繰り返し実習するという時間を欠かすことはできません。

 ところが、学習環境が豊かになるにつれて、面白い授業を見るだけの勉強の時間が増え、自分でそれを定着させる時間が減っているという状況があるのです。
 そのために、塾に長時間通うような勉強をしているのになかなか成績が伸びないとか、塾から出される宿題の量が多くて負担だとかいう問題が起きているのです。

 小中学生の勉強は、教科書に準拠した分かりやすい参考書があれば、特にうまく教えてくれる先生がいなくても家庭で十分にやれるものです。
 子供たちが勉強の時間をかけるところは、知識を面白く教えてもらうところではなく、それを定着させるために自分で勉強をするところなのです。

 自主学習クラスでは、教材を決めて子供たちが自分のペースで勉強をしています。
 分からないところは解法を見て自分で理解するか、又は、自分で理解できないときはお母さんやお父さんに聞くかします。
 お母さんやお父さんも教えにくい問題のときは先生に聞きますが、ほとんどの勉強は子供が自分で答えを読んで理解できるものですから、人に教えてもらう時間は自然に少なくなります。

 わからないところだけ人に聞く勉強なので、最初から最後まで人に教わる勉強よりも、ずっと能率がよい勉強になるのです。

 この自主学習クラスのような勉強が、これまでなぜなかったかというと、オンラインで子供たちが集まって一緒に勉強するという仕組みがなかったからです。

 言葉の森が始めた自主学習クラスは、古き良き家庭学習の伝統を、オンラインの技術で新しく作り直したものです。
 また、単に古いものを新しい技術で復活させただけではなく、教育の目的も新しい理念に基づいて作り上げています。

 それは、単に与えられた知識を詰め込むだけではなく(詰め込みの勉強ももちろん必要なことはありますが)、自分の個性を発見し、その個性を生かし、考える力を伸ばし、創造する力を育てるという教育の理念です。

 この自主学習クラスを、作文クラス、発表学習クラスと同じようにこれから広げていきたいと思っています。
 そして、この自主学習クラスの講師を担う人は、森林プロジェクトで作文講師資格を取得した全国の志ある仲間たちなのです。

▽自主学習クラスの授業から(最後のまとめの部分)
https://youtu.be/GQ4Ei_hUayE

 自主学習クラスの勉強の時間のほとんどは、自分で行う実習の時間と、先生と生徒が個別に話す時間です。
 しかし、授業の最初と最後は、短時間の交流の場として、みんなで話をする時間をとっています。

 「見える学力見えない学力」を書いた岸本裕史さんは、家庭塾というものを開いていました。
 これは、勉強の土台は、家庭での学習にあるという考えにもとづくものです。
 同じ考えで行われていたものに、初代総裁を平澤興氏が務めていた全家研の運動があります。

 今は、学習塾の隆盛に押される形で、そういう家庭で自分の計画で行う勉強は少なくなっているのではないかと思います。
 しかし、勉強の本来の姿はこの家庭塾なのです。

 どんなに面白くわかりやすい授業を聞いても、それは、頭の表面を通り過ぎて行くだけです。
 その知識が自分の中に定着し、さらに他の場面にも活かせるようになるためには、その勉強を繰り返し実習するという時間を欠かすことはできません。

 ところが、学習環境が豊かになるにつれて、面白い授業を見るだけの勉強の時間が増え、自分でそれを定着させる時間が減っているという状況があるのです。
 そのために、塾に長時間通うような勉強をしているのになかなか成績が伸びないとか、塾から出される宿題の量が多くて負担だとかいう問題が起きているのです。

 小中学生の勉強は、教科書に準拠した分かりやすい参考書があれば、特にうまく教えてくれる先生がいなくても家庭で十分にやれるものです。
 子供たちが勉強の時間をかけるところは、知識を面白く教えてもらうところではなく、それを定着させるために自分で勉強をするところなのです。

 自主学習クラスでは、教材を決めて子供たちが自分のペースで勉強をしています。
 分からないところは解法を見て自分で理解するか、又は、自分で理解できないときはお母さんやお父さんに聞くかします。
 お母さんやお父さんも教えにくい問題のときは先生に聞きますが、ほとんどの勉強は子供が自分で答えを読んで理解できるものですから、人に教えてもらう時間は自然に少なくなります。

 わからないところだけ人に聞く勉強なので、最初から最後まで人に教わる勉強よりも、ずっと能率がよい勉強になるのです。

 この自主学習クラスのような勉強が、これまでなぜなかったかというと、オンラインで子供たちが集まって一緒に勉強するという仕組みがなかったからです。

 言葉の森が始めた自主学習クラスは、古き良き家庭学習の伝統を、オンラインの技術で新しく作り直したものです。
 また、単に古いものを新しい技術で復活させただけではなく、教育の目的も新しい理念に基づいて作り上げています。

 それは、単に与えられた知識を詰め込むだけではなく(詰め込みの勉強ももちろん必要なことはありますが)、自分の個性を発見し、その個性を生かし、考える力を伸ばし、創造する力を育てるという教育の理念です。

 この自主学習クラスを、作文クラス、発表学習クラスと同じようにこれから広げていきたいと思っています。
 そして、この自主学習クラスの講師を担う人は、森林プロジェクトで作文講師資格を取得した全国の志ある仲間たちなのです。

▽自主学習クラスの授業から(最後のまとめの部分)
https://youtu.be/GQ4Ei_hUayE

 自主学習クラスの勉強の時間のほとんどは、自分で行う実習の時間と、先生と生徒が個別に話す時間です。
 しかし、授業の最初と最後は、短時間の交流の場として、みんなで話をする時間をとっています。


 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

コメント欄

森川林 2019年7月10日 10時43分  
 勉強は、本来自分でやるものですが、子供たちには年齢に応じた特性というものがあります。
 それは、小学1、2年生のころはお母さんと一緒に勉強したいということで、小学校中高学年から中学生にかけては友達と一緒に勉強したいということです。(高校生になると、ひとりで勉強するようになりますが)
 だから、先生と一対一の個別指導ではなく、また能率の悪い一斉指導でもなく、少人数の自主学習が適しているのです。


nane 2019年7月10日 10時43分  
 自主学習の生徒で、前からやっている人は、カメラを机上に向けています。
 すると、どんなことをやっているかわかるので、ノートのとり方などについてもアドバイスをすることができます。
 小学生の子によくあるのが、行を空けずにびっしり書いていることです。
 また、計算式を縦に並べずに、横に並べていくことです。
 そんな些細なことも、勉強の能率を上げるためには結構重要なのです。


コメントフォーム
勉強の本来の姿は自主学習――家庭で学ぶからこそ能率がよい【動画あり】 森川林 20190710 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
なにぬね (スパム投稿を防ぐために五十音表の「なにぬね」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
自主学習クラス(0) 
コメント4~13件
コメントは24時間以内に表示
……前のコメント
デジタル教科書 森川林
デジタル教科書という考えがありますが、教科書とか自分の好きな 6/8
国語読解クラス 森川林
 国語力は、知識として身につけるのではなく、国語力を育てる生 6/7
国語力はテクニ 森川林
「国語力をつけるために、特に読書をする必要はない」という耳あ 6/6
リアルな通学教 森川林
 未来の教育は、対話型の少人数オンラインクラスの教育になりま 6/5
クリティカル・ 森川林
西洋には、批判を通して新しい考えが生まれるという弁証的な発想 6/4
優しい母が減っ yori
私の母は、もう中学2年生なのに、スマホをもたせてくれません。 6/3
日本を復活させ 森川林
 日本を復活させる道筋は、創造教育文化国家を目指すこと。 6/1
4月の森リン大 森川林
 大学生や社会人になった元生徒の子供たちが、自分が中学生だっ 5/31
優しい母が減っ 森川林
 娘さんの友達から怖がられているというお母さん、コメントあり 5/8
優しい母が減っ 娘の友達
娘は中3。私は自称甘い母親です。世の中の厳しい先輩ママたちか 5/7
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 無題 森川林
 こちらで入れ直しておきました。  ×になったところは、お 6/11
無題 笹の葉
まちがって白紙でそうしんしてしまったのでここに記載します。 6/10
岡田斗司夫さん 森川林
岡田斗司夫さんの話が面白い。 【最新動画】2025年問題っ 6/9
同調圧力と方便 森川林
 なぜ、子供を褒めることが大事かというと、子供は褒め言葉に同 6/9
Re: 読会検 森川林
お返事遅れて失礼。 しっかり、読んでいてえらい! 問 6/7
歌はいいなあ 森川林
志村けんと八代亜紀が面白い https://www.you 6/3
大事なのは、結 森川林
大事なのは、結果よりも動機だ。 自分は、日本を守るために仕 6/2
読会検定5月  あかそよ
いつもありがとうございます。 問題3 AB共に、「兄ち 5/31
臨死体験で見た 森川林
臨死体験で見た「宇宙の真実」とは?【山納銀之輔さん前編】 5/28
Re: 読解検 森川林
 いい質問です。  このように質問する人は、国語の力がつく 5/23

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習