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好きな勉強を好きなだけできる場所 as/3846.html
森川林 2019/09/11 07:06 

 獲物のウサギを捕まえるために、日々爪を研ぐ練習をしているオオカミはいません。
 同じように、オオカミから逃がれるために、日々ランニングの練習をしているウサギもいません。
 どの生き物も、自然のままに生きて必要な能力を育てています。

 人間も本来はそういう生き物で、何も無理をしなくても十分に充実した人生を生きる能力をもともと持っているのです。

 大事なことは子供のそういう能力を育てることで、大人が先回りして将来必要となる能力をつけることではありません。
 本人が自分で力をつけていくことが大事で、他人が本人の外側から力をつけさせようとするのではないのです。

 最も大切なのは、子供時代に自分の好きなことをたっぷりやっていくことです。

 しかし、子供に好きなことをやらせようとすると、今の社会ではゲームをし続けるとかYouTubeを見続けるとか、非生産的なただ受け身で娯楽に没頭するような、工夫の必要のない創造性にかけた好きなことに熱中する面があります。

 そこで、教育という工夫があるのです。

 子供時代は好きなことをすることが最も大切ですが、その好きなことを、好きな勉強をするというふうに置き換えて方向を変えていくとよいのです。
 よくないのは、嫌いな勉強を必要だからという理由でさせることです。
 最もよいのは好きな勉強を好きなだけさせることです。

 勉強は物事の全体的な体系ですから、好きな勉強を好きなだけしていると、必ずそこから嫌いな勉強も好きな勉強の一部としてする形になってきます。
 本人が好きなことを好きなだけやらせておくことが、子供時代の教育の基本です。

 好きな勉強を好きなだけするということにいちばん近いのが、発表学習という勉強です。

 子供たちが自分の学校生活や家庭生活の中で不思議に思ったり興味を持ったりしたことを、自分なりに研究したり調査をしたり実験したりして、みんなの前で発表するというのが発表学習クラスの勉強です。

 今の子供たちは、興味も何もない勉強を、ただ必要だからという理由で、国語、算数、理科、社会、英語というように区分して学ばされています。
 本当は、自分の興味のある発表学習が勉強の最も重要な核であり、この周囲にさまざまな教科の学習があると考えることが大事です。
 これが、これからの教育観の大きな転換になります。

 教育の大きな目標が、教科に分割された学習内容を学ぶことではなく、まず自分の好きなことを好きなだけ学ぶというところに置かれるようになるという発想の転換が必要になっているのです。

 獲物のウサギを捕まえるために、日々爪を研ぐ練習をしているオオカミはいません。
 同じように、オオカミから逃がれるために、日々ランニングの練習をしているウサギもいません。
 どの生き物も、自然のままに生きて必要な能力を育てています。

 人間も本来はそういう生き物で、何も無理をしなくても十分に充実した人生を生きる能力をもともと持っているのです。

 大事なことは子供のそういう能力を育てることで、大人が先回りして将来必要となる能力をつけることではありません。
 本人が自分で力をつけていくことが大事で、他人が本人の外側から力をつけさせようとするのではないのです。

 最も大切なのは、子供時代に自分の好きなことをたっぷりやっていくことです。

 しかし、子供に好きなことをやらせようとすると、今の社会ではゲームをし続けるとかYouTubeを見続けるとか、非生産的なただ受け身で娯楽に没頭するような、工夫の必要のない創造性にかけた好きなことに熱中する面があります。

 そこで、教育という工夫があるのです。

 子供時代は好きなことをすることが最も大切ですが、その好きなことを、好きな勉強をするというふうに置き換えて方向を変えていくとよいのです。
 よくないのは、嫌いな勉強を必要だからという理由でさせることです。
 最もよいのは好きな勉強を好きなだけさせることです。

 勉強は物事の全体的な体系ですから、好きな勉強を好きなだけしていると、必ずそこから嫌いな勉強も好きな勉強の一部としてする形になってきます。
 本人が好きなことを好きなだけやらせておくことが、子供時代の教育の基本です。

 好きな勉強を好きなだけするということにいちばん近いのが、発表学習という勉強です。

 子供たちが自分の学校生活や家庭生活の中で不思議に思ったり興味を持ったりしたことを、自分なりに研究したり調査をしたり実験したりして、みんなの前で発表するというのが発表学習クラスの勉強です。

 今の子供たちは、興味も何もない勉強を、ただ必要だからという理由で、国語、算数、理科、社会、英語というように区分して学ばされています。
 本当は、自分の興味のある発表学習が勉強の最も重要な核であり、この周囲にさまざまな教科の学習があると考えることが大事です。
 これが、これからの教育観の大きな転換になります。

 教育の大きな目標が、教科に分割された学習内容を学ぶことではなく、まず自分の好きなことを好きなだけ学ぶというところに置かれるようになるという発想の転換が必要になっているのです。


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幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


コメント欄

森川林 2019年9月11日 7時23分  
 発表学習で大事なことは、子供たち一人ひとりの取り組みです。
 個性的創造的な発表をする子が多くなれば、どの子もそれに影響されて個性的創造的な発表をするようになります。
 ただし、これは点数のつかない勉強なので、子供たちと親の勉強観の転換が必要になります。
 そのためには、先生が、発表学習の意義と方法を理解しておくことも必要になるのです。



nane 2019年9月11日 7時24分  
 発表学習の内容が充実してくるのは、小学4年生ぐらいからですが、小学校低学年でも工夫をすればその学年なりの面白い発表ができます。
 それを、「せいかつ文化コース」という名称でこれから始めていく予定です。


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●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
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