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作文の書き方——小学2年生の作文 as/527.html
森川林 2009/06/16 07:18 
 このページは、現在内容を作成し直し中です。
 もとの内容をごらんになりたい方は、下記の書籍を参考にしてください。
小学生のための読解・作文力しっかり身につく本」(中根克明著 かんき出版)



作文検定11級レベル
小学2年生になったら、たとえを入れて書いてみよう

▼ここが大切

▽題名の工夫
 低学年のころは、作文の題材を見つけやすいように、「きょうのこと」という題名で練習をします。題名の工夫とは、話の中心がわかるように工夫して題名をつける練習です。しかし、ただ題名をおもしろくすることだけを教えると、かえって内容のわからない題名をつけてしまうことがあります(「ドッカーン」「涙がぽろり」「大笑い」など)。一般的に題名の工夫は、「〇〇な□□」「〇〇の口□」「〇〇だった□□」のような形になることが多いので「〇〇な○○という形になるように工夫しよう」と指導すると子供に伝わりやすくなります(「地獄の遠足」「一番になった運動会」「かわいい金魚」など)。

▽どうしてかというと
 作文の中で、理由を説明する必要力ある場面で、その理由を書く練習です。

▽途中に思ったこと
 作文の結びだけでなく、途中にも思ったことを書く練習です。事実のところどころに白分の思ったことを入れると、文章に変化と奥行きが出てきます。

▽たとえ
 「まるで」「みたい」「よう」などとう言葉を使って、比揄を入れる練習です。

▽長い会話
 味のある会話を書くために、二行以上の長い会話を思い出して書く練習をします。

▼作文を書き終えたあとに

 ともかく、楽しく書く習慣をつけることが大切です。勉強のように間違いを直しなからだと、長続きしなくなります。どうしても間違いを直したいときは、たくさん褒めたあとに、ふと気がついたように一ヶ所だけという形にしておきましょう。間違いは、読む力をつける中で白然に直していくものです。見本の作文は、見やすいように段落をつけていますが、二年生はまだ段落をつけて書く必要はありません。

▼作文のお手本!

   お父さんにもらったカブトムシ

 わたしは、虫が大すきです。この間、お父さんがカブトムシを一ぴきもってきてくれました。どうしてかというと、会社の人にもらったからです。ずっと前は、やはり会社の人から、スズムシをもらってきてくれました。わたは、お父さんの会社っておもしろそうだなあと思いました。

 わたしは、そのカブトムシに「黒いいなづまハヤト」という名前をつけました。えさはバナナとリンゴです。お兄ちゃんが、「名前のわりに、食べているものが弱そう。」と言いました。
 ハヤトは、タ方になると、おがくずのベッドからコソコソと出てきて、おいてあるえさをおいしそうに食ぺていました。

 ところがある日、わたしがカゴを見てみると、ハヤトがよこになったままうごいていません。わたしは、目がまん丸になるぐらいおどろきました。
 わたしは、お父さんの言ったことを思い出しました。
「クワガタは二、三年生きるけど、カブトムシは、一年なんだよ。」
 手にとると、ハヤトは、もう虫のいきです。
 ぐったりしているハヤトをおこして、わたしは、バナナを口に入れてあげました。
 ハヤトはしばらくうれしそうにもがいていましたが、やがてだんだんうごかなくなってきました。
 わたしは、なみだをこらえて言いました。
「ハヤト、こんどは、クワガタムシにうまれかわってきてね。」
 できれば、オオクワガタがいいです。


▼小学2年生の日記の書き方

 その日の出来事を「長い会話」「たとえ」が入るように書きましょう。出来事によっては、会話が入れにくい肘ものもあります・その場合は・会話のかわりに白分の思ったことを書きましょう。たとえが白分で思いつかないときは、お父さんやお母さんが教えてあげましょう。

○月○日
 今日は、お父さんとコオロギをつかまえに行きました。お父さんが、
「コオロギというのは、こういう草むらのところにいるんたよなあ。」
と言って草をふむと、コオロギがまるで花火のようにとびはねて出てきました。
 わたしは、コオロギが、
「たいへんだあ。大男がやってきたあ。」
と言っているみたいだなあと思いました・

▼日記を書き終えたあとに

 文章を書くときには、「書きたい」というエネルギーが必要です。書く前に、子供にいろいろな話を聞いてしまうと、子供は話をしたことで満足して、かえって書けなくなります。話をたっぷり聞くのは、書いたあとにしておきましょう。

学年別作文感想文の書き方
 このページは、現在内容を作成し直し中です。
 もとの内容をごらんになりたい方は、下記の書籍を参考にしてください。
小学生のための読解・作文力しっかり身につく本」(中根克明著 かんき出版)



作文検定11級レベル
小学2年生になったら、たとえを入れて書いてみよう

▼ここが大切

▽題名の工夫
 低学年のころは、作文の題材を見つけやすいように、「きょうのこと」という題名で練習をします。題名の工夫とは、話の中心がわかるように工夫して題名をつける練習です。しかし、ただ題名をおもしろくすることだけを教えると、かえって内容のわからない題名をつけてしまうことがあります(「ドッカーン」「涙がぽろり」「大笑い」など)。一般的に題名の工夫は、「〇〇な□□」「〇〇の口□」「〇〇だった□□」のような形になることが多いので「〇〇な○○という形になるように工夫しよう」と指導すると子供に伝わりやすくなります(「地獄の遠足」「一番になった運動会」「かわいい金魚」など)。

▽どうしてかというと
 作文の中で、理由を説明する必要力ある場面で、その理由を書く練習です。

▽途中に思ったこと
 作文の結びだけでなく、途中にも思ったことを書く練習です。事実のところどころに白分の思ったことを入れると、文章に変化と奥行きが出てきます。

▽たとえ
 「まるで」「みたい」「よう」などとう言葉を使って、比揄を入れる練習です。

▽長い会話
 味のある会話を書くために、二行以上の長い会話を思い出して書く練習をします。

▼作文を書き終えたあとに

 ともかく、楽しく書く習慣をつけることが大切です。勉強のように間違いを直しなからだと、長続きしなくなります。どうしても間違いを直したいときは、たくさん褒めたあとに、ふと気がついたように一ヶ所だけという形にしておきましょう。間違いは、読む力をつける中で白然に直していくものです。見本の作文は、見やすいように段落をつけていますが、二年生はまだ段落をつけて書く必要はありません。

▼作文のお手本!

   お父さんにもらったカブトムシ

 わたしは、虫が大すきです。この間、お父さんがカブトムシを一ぴきもってきてくれました。どうしてかというと、会社の人にもらったからです。ずっと前は、やはり会社の人から、スズムシをもらってきてくれました。わたは、お父さんの会社っておもしろそうだなあと思いました。

 わたしは、そのカブトムシに「黒いいなづまハヤト」という名前をつけました。えさはバナナとリンゴです。お兄ちゃんが、「名前のわりに、食べているものが弱そう。」と言いました。
 ハヤトは、タ方になると、おがくずのベッドからコソコソと出てきて、おいてあるえさをおいしそうに食ぺていました。

 ところがある日、わたしがカゴを見てみると、ハヤトがよこになったままうごいていません。わたしは、目がまん丸になるぐらいおどろきました。
 わたしは、お父さんの言ったことを思い出しました。
「クワガタは二、三年生きるけど、カブトムシは、一年なんだよ。」
 手にとると、ハヤトは、もう虫のいきです。
 ぐったりしているハヤトをおこして、わたしは、バナナを口に入れてあげました。
 ハヤトはしばらくうれしそうにもがいていましたが、やがてだんだんうごかなくなってきました。
 わたしは、なみだをこらえて言いました。
「ハヤト、こんどは、クワガタムシにうまれかわってきてね。」
 できれば、オオクワガタがいいです。


▼小学2年生の日記の書き方

 その日の出来事を「長い会話」「たとえ」が入るように書きましょう。出来事によっては、会話が入れにくい肘ものもあります・その場合は・会話のかわりに白分の思ったことを書きましょう。たとえが白分で思いつかないときは、お父さんやお母さんが教えてあげましょう。

○月○日
 今日は、お父さんとコオロギをつかまえに行きました。お父さんが、
「コオロギというのは、こういう草むらのところにいるんたよなあ。」
と言って草をふむと、コオロギがまるで花火のようにとびはねて出てきました。
 わたしは、コオロギが、
「たいへんだあ。大男がやってきたあ。」
と言っているみたいだなあと思いました・

▼日記を書き終えたあとに

 文章を書くときには、「書きたい」というエネルギーが必要です。書く前に、子供にいろいろな話を聞いてしまうと、子供は話をしたことで満足して、かえって書けなくなります。話をたっぷり聞くのは、書いたあとにしておきましょう。

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