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全教科の学力をつける自主学習の勉強の新しい方法 as/3693.html
森川林 2019/04/22 08:58 

 最も能率のよい勉強の仕方は、いい教材を選び、その教材を完璧にマスターするために独学をすることです。
 この方法で勉強すると、驚くほど短期間で成績が急上昇します。

 しかし、この勉強法ができる人はほとんどいません。
 いろいろな理由が考えられますが、いちばんの理由は、ひとりでやるのは不安だということだと思います。

 そこで、多くの人が、塾や予備校を利用します。
 それは、やむを得ない面がありますし、また塾や予備校はいろいろなデータを用意してくれるので、自分の位置を知る情報が豊富だというよい面もあります。

 しかし、塾や予備校で教わる勉強のいちばんの弱点は、自分がもう学ぶ必要のないことまで教えられ、場合によっては宿題を出され、無駄な時間を過ごすことが多くなることです。
 今の勉強は、時間をかけて量を増やせば成績の上がるものがほとんどですから、その大量の宿題や長時間の学習をこなした生徒は確かに成績が上がります。
 しかし、その分、自分で考えたり工夫したり、あるいは読書をしたりという、自由で創造的な時間が少なくなってしまうのです。

 また、教わる勉強のもうひとつの弱点は、本当は自分が繰り返し理解し納得して確実に自分のものにしなければならない部分の勉強を、わかりやすく教えてもらうことによって、わかった気になってしまうことです。
 わかった気になると、本当にわかったことと、本当はあまりわかっていないことの区別がつかなくなります。
 これが、成績が途中で止まってしまう最も大きな原因になるのです。

 そこで、言葉の森が考えたのは、自主学習で全教科の学習を進め、その自主学習の進度をチェックするという方法でした。
 この方法は、勉強にたいする自覚のある生徒には大きな効果がありました。

 しかし、小学校低中学年のまだ勉強にあまり自覚のない生徒の場合は、自主学習だけでは先生に甘えてしまうことがありました。
 その結果、できていないことをできたことにしたり、やっていないことをやっていることにしたりということも一部に出てきました。

 これは、作文の勉強でも似た面があり、生徒と先生とのマンツーマンの指導では、自覚のない生徒は甘えてしまうことがあります。
 そのひとつの例が、書くことを決めてこないとか、課題を読んでこないとかいう勉強姿勢です。

 しかし、作文の寺オンクラスや、発表学習クラスの場合は、自覚して参加している生徒が多い面もありますが、どの生徒も、よく準備して授業に臨んでいます。
 すると、初めて参加した生徒や、準備せずに参加した生徒も、ほかの生徒の積極的な姿勢を見て影響を受け、自然に本人も自覚的に勉強に取り組むようになる面がありました。

 そこで、この集団の力学を、自主学習にもあてはめていくことを考えました。
 具体的には、今のマンツーマンの形の自主学習を、グループという形で行うことです。
 しかし、グループの時間が長くなると、肝心の自主学習自体の時間が少なくなってしまうので、基本は自主学習が中心です。

 この新しい形の自主学習をするためには、担当の先生が、自分のアカウトでZoomの運営をする必要があります。
 それは、メインルームとブレークアウトルームを使い分けて、グループ指導と個別指導を並行して行うためです。

 このシステムができると、全教科の学力を自主学習という形できわめて能率よく進めていくことができます。
 すると、学力をつけるためにわざわざ学習塾に行く必要はなくなり、自分のペースで余裕のある勉強ができるようになります。
 そして、余裕がありながら、密度のきわめて濃い勉強時間を過ごせるようになるのです。

 最も能率のよい勉強の仕方は、いい教材を選び、その教材を完璧にマスターするために独学をすることです。
 この方法で勉強すると、驚くほど短期間で成績が急上昇します。

 しかし、この勉強法ができる人はほとんどいません。
 いろいろな理由が考えられますが、いちばんの理由は、ひとりでやるのは不安だということだと思います。

 そこで、多くの人が、塾や予備校を利用します。
 それは、やむを得ない面がありますし、また塾や予備校はいろいろなデータを用意してくれるので、自分の位置を知る情報が豊富だというよい面もあります。

 しかし、塾や予備校で教わる勉強のいちばんの弱点は、自分がもう学ぶ必要のないことまで教えられ、場合によっては宿題を出され、無駄な時間を過ごすことが多くなることです。
 今の勉強は、時間をかけて量を増やせば成績の上がるものがほとんどですから、その大量の宿題や長時間の学習をこなした生徒は確かに成績が上がります。
 しかし、その分、自分で考えたり工夫したり、あるいは読書をしたりという、自由で創造的な時間が少なくなってしまうのです。

 また、教わる勉強のもうひとつの弱点は、本当は自分が繰り返し理解し納得して確実に自分のものにしなければならない部分の勉強を、わかりやすく教えてもらうことによって、わかった気になってしまうことです。
 わかった気になると、本当にわかったことと、本当はあまりわかっていないことの区別がつかなくなります。
 これが、成績が途中で止まってしまう最も大きな原因になるのです。

 そこで、言葉の森が考えたのは、自主学習で全教科の学習を進め、その自主学習の進度をチェックするという方法でした。
 この方法は、勉強にたいする自覚のある生徒には大きな効果がありました。

 しかし、小学校低中学年のまだ勉強にあまり自覚のない生徒の場合は、自主学習だけでは先生に甘えてしまうことがありました。
 その結果、できていないことをできたことにしたり、やっていないことをやっていることにしたりということも一部に出てきました。

 これは、作文の勉強でも似た面があり、生徒と先生とのマンツーマンの指導では、自覚のない生徒は甘えてしまうことがあります。
 そのひとつの例が、書くことを決めてこないとか、課題を読んでこないとかいう勉強姿勢です。

 しかし、作文の寺オンクラスや、発表学習クラスの場合は、自覚して参加している生徒が多い面もありますが、どの生徒も、よく準備して授業に臨んでいます。
 すると、初めて参加した生徒や、準備せずに参加した生徒も、ほかの生徒の積極的な姿勢を見て影響を受け、自然に本人も自覚的に勉強に取り組むようになる面がありました。

 そこで、この集団の力学を、自主学習にもあてはめていくことを考えました。
 具体的には、今のマンツーマンの形の自主学習を、グループという形で行うことです。
 しかし、グループの時間が長くなると、肝心の自主学習自体の時間が少なくなってしまうので、基本は自主学習が中心です。

 この新しい形の自主学習をするためには、担当の先生が、自分のアカウトでZoomの運営をする必要があります。
 それは、メインルームとブレークアウトルームを使い分けて、グループ指導と個別指導を並行して行うためです。

 このシステムができると、全教科の学力を自主学習という形できわめて能率よく進めていくことができます。
 すると、学力をつけるためにわざわざ学習塾に行く必要はなくなり、自分のペースで余裕のある勉強ができるようになります。
 そして、余裕がありながら、密度のきわめて濃い勉強時間を過ごせるようになるのです。


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コメント欄

森川林 2019年4月22日 9時11分  
 独学できわめて短期間に成績を急上昇させた例は、世の中に時々紹介されます。
 しかし、その例のほとんどすべては、それ以外の方法がなかったというやむを得ない状況に置かれたことによるものです。
 だから、この独学の長所を、普通の方法として行えるようになるといいのです。
 それが、自主学習という方法です。


nane 2019年4月22日 9時19分  
 アメリカで今広がっていて、将来性の期待されている学習法に、ブレンディッド教育というものがあります。・
 これは、学校に通って、その学校でオンラインの個別授業を進めるという方法です。
 日本でも、たぶん一部の学校で行われつつあると思います。
 しかし、これはまだ過渡期の学習法です。
 リアルとオンラインの二つの長所を組み合わせたような形になっていますが、リアルとオンラインの間に必然的なつながりはありません。
 それは、もともとの問題が、リアルとオンラインの両立ということではなかったからです。
 本当の問題は、グループ学習と個別学習の両立というところにあるのです。

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