●動画:
https://youtu.be/kJMq2oBteXQ
小学校時代の学習は、勉強よりも読書に力を入れていた方があとで実力が伸びます。
いわゆる勉強的な学習は、その多くが「Aの答えはB」と覚えるようなものが多く、知識を増やすことには役立っても考える力をつけることには役立ちません。
しかし、子供は、実際のテストに出る問題がそのような知識を問う問題なので、そこに力を入れることが大切な勉強だと思ってしまいます。
ところが、テストに出るような問題は、○か×かはっきりわかる根の浅いものが多いので、子供の頭をよくすることには役立たないことが多いのです。
では、逆に、読書ばかりしていて勉強しない子はどうなるかというと、それは心配はいりません。
いざ、勉強が必要になったとき、そういう子はぐんぐん伸びるのです。
ただし、勉強の習慣がついていない子は、漢字の書き取りや、算数数学や、英語が苦手になることが多いのです。
それらの勉強は、きちんとやるかやらないかで差がつく勉強ですから、勉強の習慣がついていない子は、短期間ではなかなか追いつけないことも多いのです。
しかし、先のことを考えれば、小学校時代の学習は、問題集を解くようなものよりも、まず日本語を豊かにすることを中心に考えることです。
その代表が読書です。
読書を楽しむというのが、小学生時代にまず取り組む学習です。
しかし、読書だけでは、難しい文章になかなか進まない子もいます。
だから、読書と並行して、特に高学年からは、問題集読書を進めていくことです。
低中学年の場合は、問題集読書よりも、暗唱の勉強の方が進めやすいでしょう。
暗唱の力がつくと、言葉が豊かになるとともに、覚えることの多い勉強が苦にならなくなります。
言葉の森のオンラインクラスの言葉に関する講座としては、現在、作文と国語読解があります。
この作文ど国語読解の講座に、読書と暗唱の勉強もプラスして行うスタイルをこれから作っていきます。
例えば、「オンライン5人クラスの小1国語暗唱」とか、「オンライン5人クラスの小5作文読書」といった具合です。
こういう言葉を豊かにする勉強を、小学校低学年のころから、友達との交流の中でやっていくのです。
正直言って、私は頭がいいとか悪いとかはあまり気にしていません。でも、よく頭がいいと言われます。
それは、見た目によるところが大きいと思います。学者みたいに見えるという人もいます。思慮深い目をしていると言う勘違いも甚だしい人もいます。
でも、どんなふうに見えるかは自分ではよくわからないし、私が興味があるのはおいしいものだけです。思慮深い目が狙っているのはおいしいものだけなのです。
ただ、おいしいクッキーが3番目の引き出しの中にあるとか、みんなが出かけた後は盗み食いがしやすいとか、そういうことがわかるのはやっぱり頭がいいからなのかなあとも思います。
それから、頭がいいことと関係があるかどうかはわからないけど、今、目の前にいる人が何を考えているかがなんとなくわかるというのはいいことのような気がします。
結局、頭がいいということは、自分のことだけではなくて、まわりのことをよく観察して考えられるということなのかもしれません。
今日、この日記を書いていて、人間の世界も犬の世界も想像力というのは大切なんだなあと改めて思いました。やっぱり、日記を書くと頭が良くなるなあ。
シュナウザーは、だいたい四角い顔をしていますが、私の顔もやはり四角です。
ママが、もしかしたら私の顔は黄金比かもしれないと言って、顔の横と縦の長さを測ってくれました。
私は、黄金比ってよくわからないけど、いいことみたいだから、黄金比だったらいいなあとワクワクしました。
採寸の結果は、横7cm、縦14cmでした。比は1:2だそうです。
ママは、計算機を片手に、「黄金比は1:1.618ぐらいだから、縦が11.3cmぐらいでないと……。」とがっかりしたように言いました。
結局、顔が長すぎるということみたいです。
少しショックでしたが、黄金比だからって高級ドッグフードが食べられるわけじゃないし、私は私のままでいいと自分に言い聞かせました。
●動画:
https://youtu.be/N99IgprFw0M
オンライン5人クラスでは、生徒が自分で勉強し、先生がそれを確認する形で勉強を進めていきます。
また、5人以内のクラスということを利用して、互いの読書紹介などの知的な交流の時間も設けています。
勉強は、自分のペースで進めるのが基本です。
自分のペースとは、簡単なところは答えを確認して飛ばして進み、難しいところは印をつけて何度も解き直すことです。
その進度を先生がチェックし、生徒がわからないところをアドバイスします。
こういう形の勉強だから、授業時間そのものが勉強の中身になるので、わざわざ宿題を出すような必要はありません。
また、学習の定着度を見るために、テストをする必要もありません。
その子の出来具合は、先生が個別アドバイスの中で把握できるからです。
こういう勉強の仕方を毎日していれば、勉強時間は短時間で済みます。
この勉強の仕方を定着させるために、オンラインの学習と同じやりかたの自学自習を毎日続けるといいのです。
事実、言葉の森のオンライン学習だけで、好成績を維持している小学生や中学生はたくさんいます。
一方、言葉の森以外の塾や学校の勉強は、もともと5人以内のクラスということは想定していませんから、集団の一斉指導が前提になっています。
一斉指導だと、教える先生はそれなりに工夫して、みんなを引きつける授業をします。
しかし、それは先生の力をつけることにはなっても、生徒の力をつけることにはなりません。
そのため、集団一斉指導は、授業の後の宿題をセットとして出さなければならなくなるのです。
子供が本当の意味で勉強するのは、この宿題をやっているときです。
しかし、宿題の問題点は、自分にとって簡単なことも一応時間をかけてやっていかなければならないことです。
この時間の無駄以上に、宿題にはもっと大きな問題があります。
それは、子供が自分のやるべきことを自分で判断せずに、人に指示されたことをそのとおり従順にこなすという姿勢を身につけてしまうことです。
従順さが価値を持ったのは、高度成長期までのことです。
従順さと似ていますが、素直さというのはまた別です。
素直な姿勢というのは、どの時代にも大切な、人間の成長の基盤です。
しかし、単に指示されたことをそのとおりにこなす従順さは、これからの時代にはかえってマイナスになります。
これからの時代は、個性を発揮し、自分の意見を発表し、知識だけではなく行動をすることが求められる時代だからです。
このように考えると、これまでの集団一斉授業は限界に来ていることがわかります。
しかし、ほとんどの人は、それ以外の選択肢がないので、仕方なく集団一斉指導の授業に適応しているのです。
言葉の森のオンライン5人クラスは、この集団一斉授業型の教育を超える、新しい選択肢です。
オンラインの5人の学習が、これからの教育のスタンダードになっていくと思います。