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小学生の勉強は、読み書き計算だけでよい as/2969.html
森川林 2017/06/07 05:09 

△木の俣渓谷(今度のサマーキャンプで遊びに行くところです)

 小学生のお母さんから、よく、「理科や社会はどういう勉強をしたらよいか」と聞かれます。
 私の返事は、「理科や社会は学校でやっていれば十分」です。

 学習塾や通信教育などで勉強すると、国語や算数だけでなく、理科や社会もついてきます。
 どうせ勉強をするならバランスよく全教科やる方がいいという考えもあります。しかし、小学生のうちに時間の余裕があるからと言って、与えられたメニューを全部やっていると、学年が上がるにつれて勉強の時間に追われるようになってきます。

 理科や社会は、広い意味で読書の一種ですから、本を読む力さえつけておけば、わざわざ学校の授業以外に勉強する時間を設ける必要はないのです。

 そのかわり、重点を置くのは、国語の読む力です。読む力とは、ある程度難しい文章も楽しく読めるという力です。
 極端に言えば、この読む力さえついていれば、あとは本人がやる気になったときにどうにでもなるのです。

 もう一つは、算数が苦手にならないくらいに、つまり普通か普通以上にできるようにしておくことです。
 というのは、算数はいったん苦手になると、どこから手を付けていいかわからなくなることがあるからです。
 しかし、これも普通に勉強していれば特に問題はありません。

 この国語と算数を重点にした勉強で、生活に余裕を持たせるようにし、その余裕の時間で、読書や対話やさまざまな経験をしていくのです。

 小学4年生までは、勉強面で難しいことは何もありません。
 だから、親が勉強をさせれば、誰でも成績が上がります。

 しかし、ここで必要以上に成績を上げても、それはその後の学年の成績には結びつきません。小4までは普通にほどほどにできていれば十分です。

 高学年になって成績が伸びる子は、低中学年で勉強をしていた子ではなく、読書や対話をしっかりしていた子なのです。

▽参考記事
「幼児期の勉強の要は、親子の対話と作文」
https://www.mori7.com/index.php?e=2166

△木の俣渓谷(今度のサマーキャンプで遊びに行くところです)

 小学生のお母さんから、よく、「理科や社会はどういう勉強をしたらよいか」と聞かれます。
 私の返事は、「理科や社会は学校でやっていれば十分」です。

 学習塾や通信教育などで勉強すると、国語や算数だけでなく、理科や社会もついてきます。
 どうせ勉強をするならバランスよく全教科やる方がいいという考えもあります。しかし、小学生のうちに時間の余裕があるからと言って、与えられたメニューを全部やっていると、学年が上がるにつれて勉強の時間に追われるようになってきます。

 理科や社会は、広い意味で読書の一種ですから、本を読む力さえつけておけば、わざわざ学校の授業以外に勉強する時間を設ける必要はないのです。

 そのかわり、重点を置くのは、国語の読む力です。読む力とは、ある程度難しい文章も楽しく読めるという力です。
 極端に言えば、この読む力さえついていれば、あとは本人がやる気になったときにどうにでもなるのです。

 もう一つは、算数が苦手にならないくらいに、つまり普通か普通以上にできるようにしておくことです。
 というのは、算数はいったん苦手になると、どこから手を付けていいかわからなくなることがあるからです。
 しかし、これも普通に勉強していれば特に問題はありません。

 この国語と算数を重点にした勉強で、生活に余裕を持たせるようにし、その余裕の時間で、読書や対話やさまざまな経験をしていくのです。

 小学4年生までは、勉強面で難しいことは何もありません。
 だから、親が勉強をさせれば、誰でも成績が上がります。

 しかし、ここで必要以上に成績を上げても、それはその後の学年の成績には結びつきません。小4までは普通にほどほどにできていれば十分です。

 高学年になって成績が伸びる子は、低中学年で勉強をしていた子ではなく、読書や対話をしっかりしていた子なのです。

▽参考記事
「幼児期の勉強の要は、親子の対話と作文」
https://www.mori7.com/index.php?e=2166


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コメント欄

森川林 2017年6月7日 5時13分 1 
 今の日本の勉強環境は至れり尽くせりなので、その分無駄なこともかなり多いのです。
 子供時代に必要なのは、同じ無駄でも、無駄な勉強ではなく無駄な遊びの方です。
 無駄な勉強はあとに何も残りませんが、無駄な遊びは子供に多くのものをもたらすからです。


nane 2017年6月7日 5時19分 1 
 江戸時代の寺子屋教育の理論面を支えた貝原益軒は、「学問は本、技芸は枝」と言いました。
 世の中には、いろいろな習い事がありますが、いちばんの中心は学問です。
 そして、その学問の中心は読む力なのです。


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●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
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●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
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●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

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●高校受験作文の解説集
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●小1からの作文で親子の対話
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●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
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