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理詰めの読解力がつく読解検定――11月の無料キャンペーンは団体受検も受付中(パソコン不要) as/3914.html
森川林 2019/11/12 09:27 

■締め切りと団体受検

 読解検定の締切は11月15日です。
 本日、これまでに申し込みのあった方に、問題を発送します。

 今回の読解検定は、団体受検もできるようにしました。
 問題は郵送で送りますので、ネットにつながるパソコンはその団体で1台だけあれば十分です。

 理詰めに解く読解問題というのを経験する機会はあまりないと思うので、学習塾などを経営されている方は、ぜひ今回の団体受検を利用してみてください。

 また、個人受検をされる方が、通っている近所の学習塾などに団体受検を紹介していただいても結構です。
 11月は無料キャンペーン中ですから、読解問題の練習をするいい機会になると思います。

■質問と回答

 前回、小3の読解問題について質問がありました。
 ほとんどの子が間違えていた問題でしたので、引用させていただきます。

====
【質問】
B:ラマルクは、よく使うところは発達すると述べた→〇
 本文には、”生物の種が変化するという説を述べました”と書いてありますが、Bの文は書かれていません。”例えば、キリンは、高いところに生えている葉を食べるために、首を長く伸ばしているうちに、今のようなキリンになったと言うのです。”と書かれているだけです。この文からBが〇というのは無理があるかなと思い、×と考えました。

【回答】
 確かに、これは最も間違いやすい問題の例です。
 違う言葉で書かれているが、内容的に間違っていないので○という選択肢なのです。
1.ラマルクは……生物の種が変化するという説を述べた。
2.例えば、キリンは首を伸ばしているうちに今のようになった。
 ↓
○よく使うところは発達する。(とは言っていないが、間違いとは言えないので○)
ということです。
 しかし、小3では、ちょっと難しすぎたかもしれません。
====

■理詰めの読解力をつける

 普通の国語読解問題は、合っているものに○をつけるという問題です。
 日本語を日常的に使う人であれば、言葉の意味を誤解することはあまりありませんから、合っているものに○をつけるという試験では大体の人が正解します。

 しかし、入試問題に出てくるような難しい読解問題はそうではありません。
 合っているものに○をつけるのではなく、間違っていないものに×をつけないという考え方で進めていくのです。

 子供たちがよく間違える問題は共通しています。

 第一は、同じ言葉は使ってあるが必ずしもそういうことは言っていないという×の選択肢です。
 第二は、違う言葉を使ってあるが内容的には同じことを言っているので×ではないという選択肢です。
 第三は、子供がよく理解できない難しい言葉が使われているという×の選択肢です。子供は、自分のよく知らない言葉が使われているとその選択肢を選んでしまうのです。

 多くの子は、この3種類の問題で間違えます。
 読解検定は、解き方のコツを身につける勉強ですが、それは同時に文章を深く読むことにつながっています。
 だから、読解検定で100点を取ろうと思い深く読むことによって深く読む力がついてきます。

 これまで、読解検定を受けたあとに、自分の間違えた問題が納得できずに先生によく質問してくる子がいました。
 そういう子たちは、例外なく国語の成績が上がりました。

 80点だからいいとか、90点だからいいとかいうのでは力はつきません。
 100点が取れて当然で、取れなかった理由はなぜかと考えることによって初めて高度な読解力がつくのです。

※前回の読解検定で、ご家族で受検された場合、コード・パスワードがブラウザに残っていたために、ご家族の間で評価が二重になってしまったところがありました。
 次回は、ここは改良しておきます。

■締め切りと団体受検

 読解検定の締切は11月15日です。
 本日、これまでに申し込みのあった方に、問題を発送します。

 今回の読解検定は、団体受検もできるようにしました。
 問題は郵送で送りますので、ネットにつながるパソコンはその団体で1台だけあれば十分です。

 理詰めに解く読解問題というのを経験する機会はあまりないと思うので、学習塾などを経営されている方は、ぜひ今回の団体受検を利用してみてください。

 また、個人受検をされる方が、通っている近所の学習塾などに団体受検を紹介していただいても結構です。
 11月は無料キャンペーン中ですから、読解問題の練習をするいい機会になると思います。

■質問と回答

 前回、小3の読解問題について質問がありました。
 ほとんどの子が間違えていた問題でしたので、引用させていただきます。

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【質問】
B:ラマルクは、よく使うところは発達すると述べた→〇
 本文には、”生物の種が変化するという説を述べました”と書いてありますが、Bの文は書かれていません。”例えば、キリンは、高いところに生えている葉を食べるために、首を長く伸ばしているうちに、今のようなキリンになったと言うのです。”と書かれているだけです。この文からBが〇というのは無理があるかなと思い、×と考えました。

【回答】
 確かに、これは最も間違いやすい問題の例です。
 違う言葉で書かれているが、内容的に間違っていないので○という選択肢なのです。
1.ラマルクは……生物の種が変化するという説を述べた。
2.例えば、キリンは首を伸ばしているうちに今のようになった。
 ↓
○よく使うところは発達する。(とは言っていないが、間違いとは言えないので○)
ということです。
 しかし、小3では、ちょっと難しすぎたかもしれません。
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■理詰めの読解力をつける

 普通の国語読解問題は、合っているものに○をつけるという問題です。
 日本語を日常的に使う人であれば、言葉の意味を誤解することはあまりありませんから、合っているものに○をつけるという試験では大体の人が正解します。

 しかし、入試問題に出てくるような難しい読解問題はそうではありません。
 合っているものに○をつけるのではなく、間違っていないものに×をつけないという考え方で進めていくのです。

 子供たちがよく間違える問題は共通しています。

 第一は、同じ言葉は使ってあるが必ずしもそういうことは言っていないという×の選択肢です。
 第二は、違う言葉を使ってあるが内容的には同じことを言っているので×ではないという選択肢です。
 第三は、子供がよく理解できない難しい言葉が使われているという×の選択肢です。子供は、自分のよく知らない言葉が使われているとその選択肢を選んでしまうのです。

 多くの子は、この3種類の問題で間違えます。
 読解検定は、解き方のコツを身につける勉強ですが、それは同時に文章を深く読むことにつながっています。
 だから、読解検定で100点を取ろうと思い深く読むことによって深く読む力がついてきます。

 これまで、読解検定を受けたあとに、自分の間違えた問題が納得できずに先生によく質問してくる子がいました。
 そういう子たちは、例外なく国語の成績が上がりました。

 80点だからいいとか、90点だからいいとかいうのでは力はつきません。
 100点が取れて当然で、取れなかった理由はなぜかと考えることによって初めて高度な読解力がつくのです。

※前回の読解検定で、ご家族で受検された場合、コード・パスワードがブラウザに残っていたために、ご家族の間で評価が二重になってしまったところがありました。
 次回は、ここは改良しておきます。


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コメント欄

森川林 2019年11月12日 9時34分  
 11月の読解検定の締切は15日です。
 締切を過ぎてもウェブから問題をプリントすればできますが、問題の郵送があった方が便利だと思います。
 今回は団体受検も受け付けていますので、森林プロジェクトの教室や学習塾などでもぜひご参加ください。

nane 2019年11月12日 9時37分  
 普通の試験は結果が出たらそれで終わりですが、この読解検定は結果が出たあとに本当の勉強が始まります。
 ×になったところの理由を自分で考えて、初めて読解力がつくのです。



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