お花見と桜餅、公園のご飯
神様のおもてなし
四月になると日ごとに暖かくなり、桜の花や野の花が咲き始めます。桜の花に誘われてお花見に行く人も多いことでしょう。
今では桜を見ながらご馳走を食べたりお酒を飲んでみんなで楽しむお花見ですが、元々は農作業を始める前の卯月(四月)八日に、山から桜の木に降りてきた神様を料理と酒でもてなし、人々も一緒にいただくということがお花見とされていました。桜の花の開花具合によって、その年の作物の出来具合を占ったり、桜の木にはお神酒やお供え物をして、一年の豊作を祈ったのです。この日は神様のために農作業は休まなければなりませんでした。単に人々の楽しみではなく、農耕に結びついた重要な行事だったのです。
娯楽としてのお花見が人々の間に広まったのは、豊臣秀吉の時代から江戸時代にかけてとされています。宴会好きの江戸っ子に受け入れられ、江戸庶民に広まっていきました。
桜餅を作ろう
お花見のお供に「桜餅」はいかがでしょうか。桜餅には江戸風の「長命寺桜餅」と関西風の「道明寺桜餅」がありますが、今回は道明寺粉で作る関西風です。電子レンジを使えば短時間で簡単にできます。耐熱ボウルひとつですむのもお母さんには嬉しいところ。道明寺粉のもちもち感と桜の葉の香りがたまりません。おうちで親子で作って、お花見へ出かけるのもいいですね。
◎材料
・道明寺粉
・砂糖
・水
・食紅
・あん
・桜の葉
朝ご飯は公園で
朝早く、シートを持って、ご飯とおかずを用意して、近くの公園に出かけましょう。
まだ誰も来ていないさわやかな公園で朝ご飯を食べると、縄文時代に戻った気がします。
ご飯とおかずと味噌汁と食器とシートを持って行くだけですから、特にお弁当などを作る必要がなく簡単にできるのがいいところです。不精な人向け。^0^
ただ公園に行ってご飯を食べるという単純なことですが、これが意外と新鮮なのです。
実行課題集 https://www.mori7.com/jk/ ●Online作文教室 言葉の森