どうして笹に飾るの
笹のできる竹は、天に向かってまっすぐのびて成長していく植物で、歌にもあるように葉が風にゆれてサラサラと音がします。このサラサラとした音が天からご先祖様を呼ぶとされていて、笹は神聖な植物だと言われています。天やご先祖様に願いがきちんと届くように、七夕には笹が使われているのです。色とりどりの短冊に願い事を書いて、かざりつけてみましょう。
「うちは笹がないから、お正月に使った樅の木でいいや」なんていうのは駄目ですよ。しかも、樅の木はお正月じゃないし。
七夕飾りを作ろう
笹には短冊だけでなくいろいろな飾りをつけますが、その一つ一つにも意味があります。
◎ちょうちんかざり
折り紙で筒を作ります。筒とはちがう色のもうひとつの折り紙を半分に折り、一センチ程度の間隔で切れ目を入れて開きます。先に作った筒に上下の端を合わせてのりで貼ってできあがり。これには「願い事を書いた短冊を明るく照らす」という意味があるそうです。
◎あみかざり
折り紙を縦に二回折り、左右から互い違いに同じ間隔で切れ目を入れていきます。紙を広げるときれいに伸びる網ができます。これは「海で魚がたくさんとれて、作物もよく実るように」という意味があります。
◎ふきながし
織姫の織糸を表し「機織りや芸事の上達を願う」という意味だそうです。
「七夕飾り 作り方」で検索すると、ほかにもいろいろ見つかるでしょう。