にぎやかな秋の虫、くっつき虫
秋の虫を観察しよう
近くの公園の草むらや野原に、秋の虫を探しに行ってみましょう。
・トノサマバッタ…草むらよりも土が見えているような場所や川原などの開けた場所がいいようです。全身が茶色のものや、頭や胸が緑色のものなど、様々です。
・クルマバッタ…後ろの羽の中央に半月状の黒い線があり、飛ぶとその模様が車輪が回っているように見えるので、この名前がつきました。
・キリギリス…夏から秋にかけて草むらで「チョン・ギ―ス」と大きな声で鳴きます。メスを呼ぶために、オスだけが鳴きます。
・コオロギ…地面にいる虫ですが、昼間は枯れ草などにかくれて、夜に活動します。「コロコロコロ…」「コロコロリー」と鳴いてなわばりを知らせたり、メスを呼んだり、ほかのオスを追いはらったりします。
バッタとキリギリスの違いはなかなかわかりにくいですね。
触覚が短いのがバッタ、長いのがキリギリス。キリギリスの触覚は、体よりも長いものが多いです。
つかまえられるかな
【バッタ】
トノサマバッタのいるところで、木切れを使ってつかまえてみましょう。黒くぬった木切れにひもをつけて、トノサマバッタの前に置いてみましょう。ゆっくりゆらしたり、引きずったりして動かしてみると、オスのトノサマバッタが木切れにしがみつくかもしれません。これは、メスとまちがえてとびつこうとするためです。
【キリギリス】
キリギリスを手や網でつかまえるのはなかなか大変です。でも、ねぎや玉ねぎをえさにすると比較的簡単につかまえられるそうです。ひもや長い棒の先にねぎや玉ねぎをつけて、草むらに置いてみましょう。しばらく待つとえさを食べにくるかもしれません。食べ始めたら、そっとつかまえてみましょう。
くっつき虫?
地域によって、呼び方が違いますが、草花の種でくっつくものを「くっつき虫」「ひっつき虫」と呼んでいます。
代表的なものに、「オナモミ」や「ヌスビトハギ」があります。
オナモミは、おたがいに投げてくっつけあいっこして遊べます。
ヌスビトハギは、並べて衣類にくっつけて、名前を書いたり、ワッペンみたいに絵を描いたりできます。
これらの草花の種は、くっつきやすい衣類と、くっつかない衣類があります。綿やフリースの服などはくっつきやすい衣類です。
くっつきにくい服は何があるかな? いろいろ試してみましょう。
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