菰外し
菰巻きとは、松の幹に藁でできた菰を巻きつけることで、マツカレハの幼虫(マツケムシ)を除去する方法のひとつです。しかし、今では、害虫駆除の効果はほとんどなく、むしろ逆効果であることがわかっていて、冬の風物詩として行っていることが多いようです。この菰を外す「菰外し」も啓蟄の恒例行事の一つです。外された菰や、菰が巻かれていた幹を観察しても、いろいろな虫と出会えそうです。
ジグモ釣りに挑戦
ジグモの巣は糸でできた細長い袋で、ブロック塀の下や木の根元などについています。外から見ると、地面から柔らかいひものようなものが伸びているように見えます。
巣を見つけたら、そっとつまんで、途中で切れないように引き上げます。力加減に気をつけながら、あせらずにゆっくり引っ張るのがコツです。土に隠れている部分まですぽっと抜ければ成功です。この袋の中にジグモが入っています。
捕まえたジグモは、乾いた細かい砂や土、巣の土台になる木と一緒にプラスチックケースに入れて飼うことができます。巣作りの様子などを観察してみましょう。