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 言葉の森港南台教室では、希望者に算数・数学、英語の家庭学習チェックのモニターをお願いしていました。
 この家庭学習モニター制度は12月でいったん終了し、1月から引き続きオプション(無料)の指導という形で小中学生の家庭学習チェックを行います。(やる内容はこれまでとほとんど変わりません) 2013年1月8日

◆家庭学習の仕方(エッセンス)この12コマの説明を見れば大体わかります。
 子供と話し合って、やること、やる量、やる時刻を決めましょう。子供が納得する無理のない決め方をしてください。 おすすめは、朝ご飯前に国語、夕ご飯前に算数・数学と英語、夕ご飯後に読書です。家庭の実態に合わせて決めてください。 自習をしたら、ノートの末尾に自習の記録をつけておきましょう。
 長続きのコツは、例外を作らない、時間で決めず量で決める、腹八分目で楽しくやる。 本当の勉強は高校生から始まります。それまでは自由な時間を多くして個性を伸ばしていきましょう。 国語は、漢字集の読みと書き、長文音読1ページ、長文暗唱100字。
 算数は、問題集2ページ程度。自分で採点し、間違えたところは別の日に繰り返します。 英語は、CD聴取10分、英文半ページか1ページ暗唱。 読書は、自分の好きな本を10ページ以上。数冊を並行して読んでいくこともできます。
 高学年は、入試の国語の問題集読書。1日5ページ。中の問題文だけを音読します。 週に1回時間を決めて、次週の作文や長文をもとに家族で楽しく対話をしましょう。 返ってきた作文は、いいところを見て褒めてあげてください。直接話す時間がないときはコメントを書いてあげても結構です。
 ご意見、ご質問は、ホームページやお電話などで随時受け付けています。
○家庭学習掲示板( https://www.mori7.com/okakg/ )
○facebookグループ「家庭学習のすすめ」( http://www.facebook.com/groups/kateigs/ )


◆自習の仕方

●勉強の意義と方法

 これからの世の中は、創造の時代になります。自分の人生をひとつの事業と考え、そのために、幅広く学び、得意を伸ばすことが勉強の目的になります。
 幅広くとは、国語、数学、英語、(理科、社会)の全教科の学力をバランスよくつけることです。
 得意とは、みんなのあまりやっていない自分の好きなものを伸ばすことです。
 自習の基本は、(1)毎日の習慣、(2)同じものの反復、(3)基礎の徹底、(4)丸ごと暗唱、です。こういう自習は、学校や塾でやるよりも家庭学習として取り組む方が能率が上がります。
 やり方は、まず、自分のやることを書き出し、次にそれを毎週の時間の中に位置づけます。自習をしたら、自習表に○印をつけます。その自習表を保護者が毎日チェックしてください。教室では自習の内容と自習表を毎週チェックします。(中学生は、定期テストの10日前からは自習を一時休んでよいとします。)

●自習の内容

▼算数・数学

 問題集又は通信教材などを選び、毎日2ページなどとページ数を決めて行います(時間で決めません)。
 自分で答え合わせをし、間違ったところは日を置いて完璧にできるようになるまで行います。
 問題集は次の候補を参考にしてください。ただし、今使っているものがあればそれを使ってください。
 ◎でき太くん(やりやすい通信教材。自学自習が身につく。ほかの塾より安いが市販の問題集よりは高い)
 ○毎日の10分ドリル(易しい)
 ○これでわかるシリーズ(標準的。解説が詳しい)
 ◎くわしいシリーズ(やや難問もある。解説が詳しい)
 ○標準問題集(標準的。問題と解説だけでシンプル)
 ◎ハイクラステスト(やや難問もある。問題と解説だけでシンプル)
 低学年は計算を速く正確にするために、問題集とは別に百ます計算などに取り組む日を設けてもいいです。
 標準的な問題で完璧を目指すことが目標です。
 通常は難問には取り組まず標準問題だけで学年の先取りをし、授業は復習とするようにします。ただし、算数の好きな生徒は難問に取り組んでもかまいません。

▼英語聞き流し(小4以上)

 小4・5・6年生は絵本、中学生絵本又は教科書を教材にします。中学生はCD付きの教科書ガイドを用意してください。
 小4以上の希望者には、「ジャックと豆の木」の英語の絵本をお渡しします。
 CDの聴取10分(聞き流し)。メディアプレーヤーでパソコンに保存し、通常は等速、暗唱の最初は2分の1倍速、慣れてきたら1.4倍速などにして聴きます。

▼英語暗唱(小4以上)

 英語を1ページ(長い場合は半ページ)を20-30回音読し、暗唱できるようにします。
 暗唱が一段落したら、将来は暗写を取り入れていく予定です。

英語の意味読み調べは、教室では行わず、「グーグル翻訳」や「英語-発音記号カタカナ変換」のページを利用できるようにします。

▼漢字の読み

 漢字集の暗唱で、漢字の読みを先取りし、難しい本もルビなしで読めるようにします。
 漢字集は、教育漢字用(小学生で習う漢字)と、常用漢字用(中学生で習う漢字)とがあります。(常用漢字用は現在作成中です)

▼漢字の書き取り

 同じく漢字集(又は教科書)で、1文字を40回書いて覚えます。

▼長文音読

 毎週の課題の長文を毎日1編音読します。音読は早口の棒読み、又は抑揚をつけながら読むと飽きません。

▼長文暗唱

 暗唱長文を毎日100字暗唱します。(1週間で300字、1ヶ月で900字の暗唱が目標です)

▼問題集読書(小4以上)

 入試問題集の問題文だけを読書がわりに読む練習です。
 中学入試問題集は、小4以上で教育漢字を全部読めるようになった人、高校入試問題集は、中1以上で常用漢字を全部読めるようになった人が対象です。
 問題集を30ページ程度の分冊にして、毎日5ページ、問題文だけを音読し、印象に残ったところに傍線を引きながら読みます。

▼読書

 自分の好きな本を毎日10ページ以上読みます。読むのが好きな人は50ページ以上を目安にします(1週間に2冊が平均)。
 読みにくい本にぶつかったら、複数の本を並行して読んでいくようにします(付箋を利用すると並行読書をしやすくなります)。
 その日に読んでいる本を1冊教室に持ってきます。(最近の1冊だけでいいです)

▼対話

 毎週1回、次の週に書く作文の課題や長文の内容を、子供から親に説明させます。ただし、説明が下手でも注意しないようにしてください。
 子供の説明をもとに、親ができるだけ自分の体験をもとにしながら話をします。これは、雑談になって脱線してもかまいません。
 子供は、対話の内容で作文に書けそうなことを必要に応じてメモしておきます。しかし、詳しく書く必要はありません。
 facebookの学年別予習室で対話のヒントなどの情報交換ができます。facebookで「言葉の森予習室」と検索すると、グループが見つかります。

▼理科、社会、古文、その他

 中学生は、このほかに定期試験向けに次の勉強をしていきましょう。
 理科は、数学と同じように問題集を繰り返します。
 社会は、国語と同じように教科書を繰り返し音読します。また、問題集に答えをあらかじめ書き込みそれを繰り返し読み、漢字で書けるようにします。
 古文漢文文法は、参考書を読み問題集を解きます。

▼学力テスト

 言葉の森で年に数回、国語、算数・数学、英語の学力テストを行います。(育伸社の全国規模の学力テスト)
 学力テストは希望者のみ。費用は1回1500円程度です。
 1月のテストは、お試し用として全員無料で行います。

●教室でのチェック

 教室には、次の勉強道具を持ってきてください。→筆記用具、課題フォルダ、作文ノート、読んでいる本、漢字集、英語本、算数問題集、(入試問題集(問題集読書をやっている人))
 教室で毎週すべての自習をチェックはできない場合は、週ごとに重点を絞って行うことがあります。
 ただし、チェックは、その生徒のやっている自習のみです。
チェックの内容
週ごとに重点的にチェックする自習その週に特に持ってくるもの毎週持ってくるもの
1週算数・数学算数の問題集又はプリント筆記用具
課題フォルダ
作文ノート
読んでいる本
2週英語(小4以上)
暗唱(小3以下)
英語の本
 
3週漢字の読み又は書き
問題集読書(小6までの漢字の読みが終わった人)
漢字集
入試国語問題集
4週暗唱 
   チェックの例
読書をしてきた
暗唱ができた
漢字の読みができた
×漢字の書きができなかった
英語はパス
算数数学をやってきた
問題集読書はパス
 これまで暗唱チェックの900字で賞状を出していましたが、暗唱の自習が定着してきたので、この賞状はいったん終了します。
 今後は、生徒の励みになるように、ときどきテーマを決めて賞状を出すようにします。

●自習の記録

 作文ノートの末尾に自習表を作ってください。
 自習の内容は自分で決めます。言葉の森でやっている自習以外のものを書いてもかまいません。(例えば、家の掃除、朝のランニングなど)
 やった日=○、やらなかった日=×、やらなくてよい日=/、などという記号をつけます。
 ○÷(○+×)で毎日の達成度(%)を計算できる人は、記録しておくと励みになります。まだそういう計算ができない人は、○をつけておくだけでかまいません。
 保護者はできるだけ毎日サインをしてあげてください。

自習表の例
自習課題1/61/71/81/91/101/111/121/131/14・・・
・・・
か(漢字)      
お(音読)×       
あ(暗唱)       
さ(算数)×       
え(英語)      
           
保護者サイン       
先生サイン         


※この「家庭学習の進め方」は、12月4週の懇談会でお渡しした資料とほぼ同じです。
 一部異なっているのは、国語の漢字集の部分と、算数の一覧表の◎の部分です。

◆家庭学習の進め方

■1、家庭学習の意義

(1)これから変わる入試問題
 入試は、知識や解法の記憶を見るものから、考える力を見る問題に変わっています。そのため、選択式の問題よりも、記述の問題、作文小論文の問題など書く力を見るもののウエイトが増しています。
 考える力の学習は、塾よりも家庭学習が中心になります。ペーパーテストで勉強するよりも、家庭の生活の中で考える力をつけることが必要になるからです。

(2)小学生で塾に頼ると、中学でも高校でも塾任せになる(塾は受験の年だけで十分)
 小中学生のころは、勉強の内容も親が見てあげることができます。この時期に、親が勉強の方針を立て、子供が自主的に学習する習慣をつけておくと、学年が上がり高校生になっても、子供が自分で勉強の計画を立てることができるようになります。これが最も安上がりで効率的な勉強法です。
 逆に、小学校低中学年のころから学習塾に通わせると、勉強の流れを親がコントロールすることができなくなります。これは通信教育も同じで、教材の選択から勉強時間の配分まで通信教育に任せてしまうと、親が勉強の内容を判断して軌道修正することができなくなります。こういう形で勉強していると、中学でも高校でも学習塾に頼らなければ勉強できなくなり、学年が上がるほど勉強が非効率になってきます。
 学習塾を利用するのは、入試情報、過去問対策、模試による合否判定などのためですから、受験前の1年間で充分です。それまでは家庭学習で実力をつけておくことです。(塾に通わずに、模試だけ受けることもできます)

(3)家庭学習が親が教える勉強ではなく、子供が自主的に学ぶ勉強
 家庭学習は、親が学校や塾の先生の代わりをすることではありません。「親が教える」という形をできるだけ作らずに、子供が「自分で学ぶ」というスタイルを作ることが大事です。親がすることは、大きな方針を立てることと、子供の勉強内容をときどきチェックして必要な軌道修正をすることです。
 例えば、問題集を解く場合でも、子供が自分で採点し、間違えていたら解答を見て自分で理解し、日をおいて繰り返し解くようにします。解法を見ても理解できないときだけ親に聞くようにします。だから時間はほとんどかかりません。小中学生の勉強は、大人であれば誰でもできるようになります。親でも解法が理解できないときは、できなくてもいい問題と見なすか、学校の先生などに聞くようにします。親の役割は、勉強を教えるよりも、解法が充実していて子供の能力に見合った問題集を選択することになります。

■2、小学生の学年別の時間配分

 それぞれのコースを参考に、やることを取捨選択し、子供の実態に応じて時間配分を決めてください。
 書いてある時間は目安です。勉強は時間を決めてやるよりも、ページ数を決めてやる方が集中力がつきます。そのかわり、目標のページ数までやったら早く終わっても追加せずに、早く終えたことを褒めてあげます。時間を決めてやるようにすると、だらだら勉強の習慣がつきます。
 小学生の家庭学習では、国語と算数が勉強の中心です(小4からは英語も)。理科、社会は、学校で教科書をやっていれば十分です。
 中学生の時間配分も基本は同じです定期テスト前は、国語は古文・文法、英語は単語・文法、理社などの教科の勉強も問題集を利用して行います。学校の教科書だけでは問題対策が不十分になることが多いので、いずれも市販の問題集を利用します。
 中学生は、定期テストの10日前までは家庭学習を優先させ、10日前からはテスト対策の勉強を優先するようにします。
 毎週1回、できるだけ家族が全員そろう時間帯に対話の機会を設けます。小学校1、2年生は、次の週に書く作文の内容などをもとに、小学校3年生以上は音読した長文の内容や次の週に書く作文の内容などをもとに、子供が説明し、親が似た話をするという形で進めます。批判や注意はせずに互いの話を認め合い楽しく進めることが大事です。次の週に書く作文の話は、子供がノートに簡単にメモしておくようにします。しかし、メモのとおりに作文が書けなくてもかまいません。

(1)簡単な自習
小1
小2
小3
小4
小5
小6
 
 算数10分
 読書10頁
 
 算数10分
 読書10頁
 音読 1編
 算数10分
 読書10頁
 音読 1編
 算数10分
 読書10頁
 音読 1編
 算数10分
 読書10頁
 音読 1編
 算数10分
 読書10頁

(2)普通の自習
小1
小2
小3
小4
小5
小6
 
 暗唱10分
 漢字 5分
 算数10分
 読書10頁
 
 暗唱10分
 漢字 5分
 算数20分
 読書20頁
 音読 1編
 暗唱10分
 漢字 5分
 算数30分
 読書30頁
 音読 1編
 暗唱10分
 漢字 5分
 算数30分
 読書40頁
 音読 1編
 暗唱10分
 漢字 5分
 算数30分
 読書50頁
 音読 1編
 暗唱10分
 漢字 5分
 算数30分
 読書50頁

(3)おすすめの自習
小1
小2
小3
小4
小5
小6
 
 暗唱10分
 漢字 5分
 
 算数10分
 
 
 読書10頁
 
 暗唱10分
 漢字 5分
 
 算数20分
 
 
 読書20頁
 音読 1編
 暗唱10分
 漢字 5分
 
 算数30分
 
 
 読書30頁
 音読 1編
 暗唱10分
 漢字 5分

 算数30分
 英C10分
 英暗10分
 読書40頁
 音読 1編
 暗唱10分
 漢字 5分
 問読 5頁
 算数30分
 英C10分
 英暗10分
 読書50頁
 音読 1編
 暗唱10分
 漢字 5分
 問読 5頁
 算数30分
 英C10分
 英暗10分
 読書50頁

 もっと勉強する人は、算数・数学の時間を学年に応じて増やしてください。
 中学生は、この時間配分案を参考にして、自分で計画を立ててください。

■3、小学生の平日の勉強スケジュール

 最初は親が1時間ぐらい時間をとってアドバイスしながら、子供が自分で計画表を作れるようにします。  最初に、やること、勉強量、かかる時間を全部書き出して見積もりし、それを1週間の計画表の中に入れていきます。計画は、子供が自分でやれると言う範囲のものに限るようにします。
 できるだけ毎日同じ流れでやるようにします。1週間の計画がすっかり頭にはいるぐらいシンプルなものにします。計画は8割できれば十分だと考えるようにします。
 土曜日曜祝日は、平日の遅れを取り戻したり、平日ではできないことに主に使います。
 夕方に塾や習い事が入っている場合、その曜日は家庭学習を減らします。
 いったん決めた計画表も、実行しやすいように時々軌道修正していきます。
 計画表は、子供にもわかるようにし、家族にもわかるようにしておきます。
 中学生の定期テストの前などは、通常の計画表とは別に、10日ぐらい前からテスト用の計画表を作ります。
 勉強は、時間で決めずに、ページ数などで決めるようにします。予定より早く終わっても、追加しません。
 勉強しやすい時間帯は、朝食前、登校前、帰宅直後、夕食前です。
 毎朝の家庭学習は、休日でも、旅行に行ったときでも、できるだけ同じように続ける方が無理なく継続できます。
 家庭学習は、親が一緒にいる居間でやるようにします。特に、音読、暗唱、読書、CD聞き流しなどの形に残らない勉強は、家族のいる中でやることが大事です。
 音読、暗唱などは、読み方が下手でも、小さい声でも、ふざけて読んでも、一切注意はせずに褒めてあげます。注意をすると親の前で読むことを嫌がるようになります。
 CD聞き流しは、他の家族がいる場合はヘッドホンなどを利用して行います。
 読書の時間は、テレビなどは消します。他の家族がテレビを見る場合はやはりヘッドホンを利用してテレビを見るようにします。
 テレビを見る時間は、1週間の総時間を決めておき、決めた番組だけを見るようにします。
 ゲームの時間は、1日の時間を決めておき、時間を追加する場合は読書の時間とセットにします。
 家庭学習は、できるだけ子供部屋ではなく居間などで行うようにしましょう。子供が自分の部屋で集中して勉強できるようになるのは、大体中3以降です。

【予定表の例】 家庭の実態に応じて無理のない時間帯を決めてください。
6:00 起床
6:30 国語
7:00 朝食
7:30 読書
8:00 学校
~  
12:00  
12:30  
13:00  
~  
16:00 英語
16:30 自由
17:00  
17:30  
18:00 算数
18:30 宿題
19:00 夕食
19:30 読書
20:00 自由
~  
22:00 就寝
6:00 起床
6:30 国語
7:00 朝食
7:30 読書
8:00 学校
~  
12:00  
12:30  
13:00  
~  
16:00 英語
16:30 自由
17:00  
17:30  
18:00 算数
18:30 宿題
19:00 夕食
19:30 読書
20:00 自由
~  
22:00 就寝
6:00 起床
6:30 国語
7:00 朝食
7:30 読書
8:00 学校
~  
12:00  
12:30  
13:00  
~  
16:00 英語
16:30 自由
17:00  
17:30  
18:00 算数
18:30 宿題
19:00 夕食
19:30 読書
20:00 自由
~  
22:00 就寝
6:00 起床
6:30 国語
7:00 朝食
7:30 読書
8:00 学校
~  
12:00  
12:30  
13:00  
~  
16:00 英語
16:30 自由
17:00  
17:30  
18:00 算数
18:30 宿題
19:00 夕食
19:30 読書
20:00 自由
~  
22:00 就寝
6:00 起床
6:30 国語
7:00 朝食
7:30 読書
8:00 学校
~  
12:00  
12:30  
13:00  
~  
16:00 英語
16:30 自由
17:00  
17:30  
18:00 算数
18:30 宿題
19:00 夕食
19:30 読書
20:00 自由
~  
22:00 就寝
6:00 起床
6:30 国語
7:00 朝食
7:30 読書
8:00 自由
~  
12:00 昼食
12:30 読書
13:00 自由
~  
16:00  
16:30  
17:00  
17:30  
18:00 英語
18:30 算数
19:00 夕食
19:30 読書
20:00 対話
~  
21:00 自由
22:00 就寝
6:00 起床
6:30 国語
7:00 朝食
7:30 読書
8:00 自由
~  
12:00 昼食
12:30 読書
13:00 自由
~  
16:00  
16:30  
17:00  
17:30  
18:00 英語
18:30 算数
19:00 夕食
19:30 読書
20:00 自由
~  
22:00 就寝
 国語は、漢字の読み・書き・音読・暗唱など。英語は、CD聴取・英文暗唱など。

■4、小学生のころの勉強の考え方

 幸福な子供時代を過ごすことが最も大事なことです。
 依存的な遊びは、時間をコントルールするか、ある年齢まで禁止で(テレビ、ゲーム、スマホ、インターネット、SNSなど)。しかし、できるだけ禁止ではなく時間コントロールで臨みましょう。
 子供が自分で時間をコントロールできるようにするために、最初のうちは、厳しく叱れるお父さんの役割が重要です。
 勝ち負けの評価の激しいものとは距離を置きましょう。頻繁に試合や発表があるものは、生活の流れを乱します。スポーツや音楽は、そうなりやすい面があるので、生活の中に上手に位置づけて取り組みましょう。
 読書がすべての基本です。読書だけで、漢字や計算を何もしていなくても中学生で本気になれば短期間で追いつくことができます。
 算数・数学は入試の差が最も大きくつく勉強なので、受験では算数を得点源にできるようにしましょう。
 将来生かせるものは、算数・数学力ではなく国語力です。国語は、入試の差があまりつかない勉強ですが、毎日コンスタントに取り組みましょう。
 国語は、読みを先取りします。読解問題などの練習は、受験期までは必要ありません。
 算数は、低中学年で難問を解かせるよりも、標準問題を速く正確に解くことを目指しましょう。標準問題が完璧にできれば、学年の先取りをしていきましょう。
 勉強は長時間やらずに早めに切り上げて、自由な遊びの時間を作りましょう。
 低学年からさまざまな種類の遊びを試行錯誤し、好きな遊びを作っておくことが大事です。
 遊びによる個性、工夫、集中力、思考力、創造性、人間関係などがこれから最も重要になります。
 facebook記事より
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 遊びの世界は、小さいころのお絵かき、粘土、お人形さんごっこ、積木、ちゃんばら(もうないか)、秘密基地作りなどから始まって、昆虫採集、料理作り、電子工作、自然探検、プログラミング、理科実験、生物飼育など、自然の世界に無限に広がっています。
 ただし、商業主義の遊びは、上手に避けることも必要です。
 それは、ゴールが与えられた遊び、勝ち負けにこだわる遊び、受け身で見る聞くだけの遊び、物を買えば済む遊びです。
 いい遊びは、作る遊び、集める遊び、お金をかけずに手間をかける遊び、いくらでも工夫できる遊びです。
 子供の毎日の家庭学習の中に、遊びもうまく取り入れていきましょう。
 勉強だけするよりも、ずっと頭も性格もよくなります。
 と言っても、遊びは何かの役に立つから大事というのではなく、子供にとっては幸福に熱中できる時間を過ごすこと自体が人生の目的なのです。
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■5、国語と漢字の勉強法

 問題集は教室にあるものをごらんいただけます。子供の意向を聞きながら選ぶ方が続けやすくなります。
 国語は読む練習が基本です。読書で自分の好きな本を多読し、音読や問読で難しい文章を繰り返し音読します。
 国語の書く練習は、作文の勉強として行います。
 国語の話す練習、聞く練習は、家庭での対話として行います。
 読解問題の選択式の練習は、毎月第4週目の読解問題身につけます。

 音読は毎週の課題の長文1編の音読で2、3分。同じ長文で飽きる場合は、他の長文を読んでもかまいませんが、感想文課題の週はその週の長文をよく読んでおきます。
 暗唱は、回数を決めて行います。30回が基本ですが、30回読まなくても暗唱できるという場合は、10回又は20回と少ない回数にして行います。

 漢字の書き取りは、教科書の「書写」又は「国語」の巻末の漢字表をもとに、ひとつの漢字をていねいに40回書いて覚えます。(時間は3、4分)
 漢字の読み書き用の教材として「漢字集」をお渡しします。
 この漢字集を音読・暗唱して読み方を覚えます。
 漢字の読みは、小4までに小学校の漢字を全部、小6までに中学校の漢字を全部先取りして読めることを目標にします。
 漢字の読みを先行させるのは、小5から中学入試問題集を読む問題集読書の練習をするためです。(中1からは高校入試問題集)

 問読とは問題集読書のことで入試問題集を30ページぐらいずつの分冊にして問題文だけを音読します(1日に5ページ10分程度)。ページの途中で問題文が切れていてもかまいません。空欄はそのまま「なんとか」などと読みます。
 読書は必須です。学校の読書時間があっても必ず家庭で読書することが大事です。10頁と書いてあるのは10頁以上ということです。低学年は読み聞かせでもかまいません。
 国語の問題を解く形の勉強は、小6の受験期に取り組めば充分なので、それまでの家庭学習ではする必要はありません。

■6、算数の勉強法

 問題集は教室にあるものをごらんいただけます。子供の意向を聞きながら選ぶ方が続けやすくなります。
 低学年は、百ます計算などを利用して正確で速い計算力をつけるようにします。
 問題は自分で採点し、できなかった問題は解法を見て自分で理解できるようにします。自分で理解できないときだけ、その解法の中の理解できない部分に絞って親や先生に聞くようにします。
 できなかった問題は日をおいて解き直す仕組みを作ります。1冊終えたら最初に戻りできなかった問題だけをやるようにします。それをできない問題が1問もなくなるまで繰り返します。
 問題集の選び方は、次のようにします。
 厚い難しい問題集に取り組むよりも、薄い適度な難しさの解説の詳しい問題集を完璧に仕上げることを基本とします。
 問題集の中の、例題や標準問題だけを先に全部やってみます。
 標準問題でできない問題が多い場合は、学年を下げて取り組みます。
 標準問題が完全にできたら、その問題集の中の更に難しい問題には取り組まず、学年の先取りをします。
 受験の時期は、志望校の過去問を中心に入試問題集に取り組みます。

■7、英語の勉強法

 小学校3年生までは日本語を確実に身につける時期なので、英語の勉強はしません。
 小学校4~6年生は、日本語が定着するとともに、外国語に対する柔軟性もある時期なので、この時期に聞く練習と暗唱の練習で英語の感覚を身につけます。
 文法的な知識は、中学生になってから本格的に勉強します。
 小学生は、英語の絵本でCD聞き流しと暗唱、中学生は、英語の教科書でCD聞き流しと暗唱をします。
 暗唱ができたら、暗写もできるようにします。
 CDは1日10分聞き流しをします。アラームなどをセットしておき、毎日の生活時間の中で空いている時間(自由な遊び時間など)に聞くようにします。
 暗唱は、1日に1ページ(長い場合は半ページ)を20回~30回音読し、暗唱できるようにします。
 英語のCDは、ウィンドウズメディア・プレーヤ―で「取り込み」でパソコンに保存すると、パソコンだけで再生できるようになります。
 メディア・プレーヤー(バージョン9以上)の「表示」→「拡張設定」→「再生速度設定」で再生速度を遅くすると、一緒に音読しやすくなります。
 受験の時期は、志望校の過去問を中心に入試問題集に取り組みます。

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