言葉の森の勉強法は、やり方が軌道に乗れば、短い時間で大きな効果が得られ、しかも楽しくできるものですが、うまくできない場合は、親子でくたびれてしまうことがあります。
作文がうまく書けない、書きたがらない、自習がなかなかできない、あるいは親の負担が大きいという場合は、言葉の森事務局までご相談ください。
これまでのご相談の中で、次のようなケースがよくありました。
△子供が書いたあと、直すところを注意してしまう。→◎注意は書き出す前だけにして、書いたあとは無条件に書き終えたことを認めて褒めてあげてください。
△電話を聞いたあとなかなか書き出せない。→◎書いたあとすぐに始めるのがコツです。書けずに考えている場合は事務局に電話をして追加の説明を聞くようにしてください。
△毎日の長文音読をしていない。→◎小3以上は、長文を音読していないと、先生の説明を聞くだけでは感想文が書けません。できるだけ朝ご飯前などに長文音読の時間をとってください。
△音読や暗唱の自習をなかなかしない。→◎上の話と反対になりますが、たびたび小言を言いながら自習をさせるぐらいならその自習はやらないようにしてください。そして、読書の時間だけを確実にとるようにしてください。作文の勉強は長く続ければ必ず上達しますから、負担のないように続けていってください。
△読書をする時間がない、又は、読書をしない。→◎小学生は、勉強の時間よりもまず先に読書の時間を確保するようにしてください。学校で行う朝の十分間読書とは別に家庭で読書の時間を作ることが大事です。
△やさしい本ばかり読んで難しい本を読まない。→◎難しい本のかわりに、毎週の長文の音読をしてください。難しい本を無理に読ませようとすると、読書量が減ってしまうことがあります。
△親が手伝ってやらないとひとりでは書けない。→◎作文を書きながら手伝う形ではなく、書き出す前に親子で構成図を書くという形で最初だけ手伝い、あとは子供に任せるようにしてください。
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