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生徒:ramosa
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youbi_kaze_gakki
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人は強くなったために狩る立場に立つことがあっても狩られる側にまわることはほぼなくなった。われわれは狩られる感覚をすっかり忘れてしまった。動物の場合、われわれとは死の概念自体がずいぶん違うのではないのか。彼らにとって死とは、衰弱した精神が描く単純で強烈な恐怖の源ではない。死とは、本来、一つの成就、一つの完成、一つの回帰である。自然界には自然死という言葉はない。老衰もない。動物はみな捕食者であると同時に獲物であり、絶対の優位にたって喰うだけという動物はいない。そういう濃密な時間の内にこそ死は正しい形で用意されている。それを承知の生命ではないのか。私は死のような終わりを知るのは良いことだと思う。 第一の理由は、終わりを知ることで分かってくることがあるからだ。終わることを知って、今が変わることもある。終わりを知ることは少しずるいかもしれない。でも私も走っている時「今何周終わった」と思うより、「後何周だ」と思う方が楽に感じる。終わりがあるから人はここまで進化をとげてきた。もし終わりがなく、だらだらと物事が進んでいるのなら人は何もしなかっただろう。人間の裏側には常に死がある、ということを現代人は忘れようとする。いや、忘れている。でも確かに終わりはあって、それに向かって今が流れているのだから、終わりを見据えて行動することでもっと自分らしく生きられるのではないか。恐怖もあるとは思うが、人は恐怖をこえてこそ強くなれるのではないかと思う。 第二に、終わりへの恐怖が人を動かす力となることがあるからだ。現在の医学はめまぐるしく進歩をとげている。治らない病気を言われたガンまでもが三つの治療法ができ、初期であればほとんどの人が治るようになってきた。そのおかげか現在日本の平気寿命は男 性七十七歳、女性八十四歳という。医学だけでなく、化学、科学、心理学なども色々な発見や発明をしている。研究者たちは「時間がほしい」と思っているそうだが、もし人間に無限の時があるのなら、ダラダラ過ごして何一つ発明や発見はできなかっただろう。「無限の時はない」という言葉はぱっと見て、あまり幸せな意味には見えないだろう。だけど人間はそのことを知っているからこそ、終わりがあるということを知っているからこそここまで来たのではないのか。 終わりを知るというのは不幸になったり、ずるい方法だったりするのかもしれない。だが、「出口のないトンネルはない」という言葉がある。人は必ず終わりが来る。その終わりのことを考えるのはつらく悲しいことかもしれないが、それをふりはらう勇気があってこそ人として強くなれるのではないか。
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その他:
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/sakubunn
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【hyoukaからのデータのうちtopicsから取得できないもの】
表現:
時間:
4週の読解問題3
問1
問2
問3
問4
問5
問6
問7
問8
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投票:
自習:
題名:
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幼中
幼長
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小2
小3
小4
小5
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中1
中2
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高3
社
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山:
の山
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月
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2
3
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週 範囲:
1-3
4-6
7-9
1-9
内容:
字数:
構成:
題材:
表現:
主題:
表記:
読書:
その他:
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(
●絵の実
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