表現項目と作品例(小4相当)
表現項目 | キーワード | |
会話(かいわ) | 「 」 |
たとえ | まるで、みたい、よう |
思ったこと | 思、おもいました、おもいます、おもった、おもう、おもって |
段落 | (段落をつけることができる) |
誤字 | (誤字が二つ以上ある場合は減点) |
(作品例は項目の入れ方を示しています。合否の水準とは関係がありません) |
作品例 評価:字数617字、素材語彙38種、強力語彙5個、重量語彙13種、得点58点
「あぁ。いやだなぁ。」
私はため息をつきました。私はとび箱の四だんがとべません。
先生が
「今日の体育はとび箱の練習です。」
と説明したときに、私は、(またはずかしい思いをしなきゃならないのかぁ。)といやになりました。でも、またいやな思いをするのはもっといやなので、
「きっとできるさ。」
というふうに考えることにしました。そして上手な子を見ているうちに、ふみきり板でいきおいよくジャンプをすると良いなどの色々なポイントが分かってきました。そこで、私は、試しにとんでみることにしました。(きっととべるよ。)と思いながら、いきおいよく 、
「エイッ!」
とやってみました。そしたらみごとにとべたのです。とび箱の四だんをとんだことは、そんなにすごいことではないのに。まるでノーベル賞を取ったようなうれしい気持ちになりました。気がつけば、私は、
「やったぁ!」
と小さくガッツポーズをしていました。それが以前とは全然ちがう今の私です。
今までとべなかった理由は、たぶん、「どうせ、とべない。」と思っていたからだと思います。そして、これは、とび箱だけでなく、他のスポーツや勉強などの何事にも共通することだと思います。私も「きっとできる。」という考えにしたら四だんもとべ、さらに、五だんもとべるようになったからです。
体育館にあるとび箱の六だんが、
「今度はこっちにもちょうせんしてみなよ!」
と言っているかのようにむねをはっていました。
(itahoさんの作文より)
表現項目と作品例(小5相当)
| 表現項目 | キーワード |
体験実例 | 私、わたし、僕、ぼく、体験、経験 |
たとえ | まるで、みたい、よう |
わかったこと | わかった、分かった |
段落 | (段落をつけることができる) |
常体 | (常体で書くことができる) |
誤字 | (誤字が二つ以上ある場合は減点) |
(作品例は項目の入れ方を示しています。合否の水準とは関係がありません) |
作品例 字数839字、素材語彙60種、強力語彙4個、重量語彙2種、得点63点
私がこの話を読んで一番びっくりしたことは、変態して飛ぶようになるまでは、葉しか食べないということだ。葉はほとんど栄養がないため、大量に食べなくてはいけなくて、胃が重くなって、飛べなくなってしまうが、幼虫は飛ばないため、関係はない。また、成虫が食べる花の蜜は少ししかないため、幼虫が食べるとなくなってしまう。以上のような理由から、幼虫はほとんど栄養のない葉しか食べないのだから、よく考えてあるなと感心した。
私も以前、アゲハチョウの幼虫をかったことがある。その幼虫は、この話に書いてあるとおり、みかんの葉をまるで機械のように勢いよく食べていて、つい母も見入ってしまうほどだった。残念ながら、その幼虫はさなぎで死んでしまい、アゲハチョウまで、そだてることはできなかったが、とにかく幼虫のころは、本当にこんなに食べて大丈夫なのだろうか、と心配になるぐらい、みかんの葉を食べていた。
これは、人間でも同じことなのではないか。人間は赤ちゃんのころは、ミルクしか飲めない。やがて、だんだん固いものが食べられるようになり、スナック菓子などが好きになってくる。もう少したって、二十歳以上になると、私の母のようにビールが好きになる。(ビールだけではない。)もっともっと歳をとって、おばあさんになると、しぶいお茶などが、好きになる。もちろんこれは、人によってちがい、もしかしたら、八歳ぐらいの子供が、しぶいお茶が大好きだったりするかもしれないが、ほとんどの場合はこのようになっていく。また、小さい頃は、野菜が大好きだったのに、今は野菜が全く食べられなくなってしまったり、小さい頃は野菜が全く食べられなかったのに、今は野菜が大好きで仕方がない、ということもあるように、人間も成長するにつれて、食べるものが変わってくる。
私はこの話を読んで、花の蜜をできるだけ残しておくため、幼虫は葉しか食べないなどということから、自然の中に生きるものは実によく考えられていて、うまくできているということが分かった。
(hureさんの作文より)
作品例(小6・中1)
作品例(中2・中3)
作品例(高1・高2)
作品例(高3・大・社)