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リベラルアーツ力を育てるために――AIオリエンテッドの時代にこそ必要な教養 as/5448.html
森川林 2026/02/18 06:19 



https://www.youtube.com/watch?v=SKlcxDZQaWE

●AIと共に生きる時代の到来

 これからのAI時代には、生活や人生のあらゆる場面がAIと相談する形で進むようになります。

 年配の方にはまだそうした実感は薄いかもしれませんが、大学生のレベルではAIと一緒に生きることが日常化しています。
 それは、ちょうど現在、スマホと一緒に暮らすことが当たり前になっているのと同じです。

 その大学生がやがて就職し、結婚する年齢になると、その子供の教育や子育てもAIとともに行う形になっていきます。
 すると、勉強もAI勉強、受験もAI受験、大学の学部選びもAI選び、就職もAI就職になります。
 そして独立起業する場合もAI独立起業になるでしょう。

●AIに「聞く力」ではなく「問う力」

 そのときに最も必要になるのは、AIに聞く能力ではありません。
 それはただAIの言っていることを受け取るだけで、AI検索と大きな違いはないからです。

 大事なのは、AIに問いかける能力です。
 つまり、自分にしかない個性的な切り口でAIに問いかける力なのです。

●リベラルアーツ力とは何か

 その問いかける力こそがリベラルアーツ力です。
 日本語で言えば、教養です。

 教養には、人文科学、自然科学、社会科学の知識、そして主に古典の知識が必要です。
 それらの知識が身体化されていることが、リベラルアーツの力、つまり教養の力なのです。

●読書・作文・対話が教養を育てる

 では、その力を備えるために何が必要かというと、それは読書と作文と対話です。
 また、その対話を交わすことのできる友達の存在も重要です。

 読書が大事なことは直感的にわかります。
 では、作文が大事なのはなぜでしょうか。

 作文は情報を発信する力だからです。
 自分から情報を発信することによって、他の人と出会うことができます。

●発信の多様性と蓄積できる力

 発信は必ずしも言語による発信だけではありません。
 数学や音楽、芸術やプログラミングによる発信も、立派な発信です。
 顔やスタイルによる人気の発信もありますが、若さに依存した発信は蓄積できないという弱点があります。

 AIの時代には、AIがそうしたことも教えてくれるはずです。

●AIオリエンテッド時代の個性

 AIオリエンテッドの時代には、誰もがより自分らしい人生、より個性的な人生を選択できるようになるのです。


▽関連リンク
https://liberary.kddi.com/liberalarts/what_is_liberal_arts (リベラルアーツの意味とAI時代での必要性)
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00081/111900890 (日経ビジネス:AI時代の経営に欠かせない教養としてリベラルアーツ)
https://project.nikkeibp.co.jp/HumanCapital/atcl/column/00114/110500002 (生成AI活用に「問う力」が不可欠)
https://note.com/asukaacademy/n/n25bc751a337f (イェール大学の講義から学ぶAI時代のリベラルアーツ

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記事 5447番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/18
記述問題は“探す力”で解ける――本文に忠実に、字数いっぱいまで書く技術 as/5447.html
森川林 2026/02/18 06:16 



https://youtu.be/3Pq3SMzqhfQ

 記述問題の答えは自分で考えて作るものではなく、本文中の言葉を探してまとめる「作業」であることを理解することが第一歩です。

●記述問題は「考える問題」ではなく「探す問題」

 国語の記述問題というと、「自分の考えをうまくまとめて書く力が必要だ」と思われがちです。しかし実際には、記述問題の答えの多くは、すでに本文中に書かれています。

 つまり、文章を深く考えて独創的な答えを作るのではなく、「答えが書いてある部分を探す」という作業なのです。

 これは読解問題全体にも言えることです。選択肢がある問題でも、「どれが正しいと思うか」ではなく、「本文にその内容が書いてあるかどうか」が基準になります。自分の常識や価値判断ではなく、あくまで本文に忠実であることが大切です。

 記述問題も同じです。オリジナルの表現でうまくまとめることよりも、本文の言葉を使って書くことが基本になります。採点者は一つ一つの答案を丁寧に読み込む余裕があるとは限りません。使われている言葉が本文と対応しているかどうかを中心に評価します。そのため、本文の語句を的確に取り入れることが、得点につながるのです。

●指定字数いっぱいまで書く

 もう一つ大切なのは、指定された字数いっぱいまで書くことです。

 たとえば「600字から800字で書きなさい」とあれば、原則として800字ぎりぎりまで書くのです。これは記述問題だけでなく、作文でも同じです。

 理由は単純です。採点するのは人間だからです。同じような内容であれば、情報量が多く、具体性のある答案の方が評価されやすい傾向があります。また、実際に文章力のある生徒の多くは、指定字数ぴったりに書いています。

 逆に、字数に余裕を残して終わる答案は、どうしても物足りなく見えてしまうことがあります。与えられた枠を使い切ろうとする姿勢そのものも、評価の一要素になるのです。

●記述力を伸ばす一番の近道は作文

 では、記述の力をどのように伸ばせばよいのでしょうか。

 結局のところ、文章を書き慣れることが一番です。その基礎となる練習が作文です。自分の考えたことを文章にまとめる練習をしておけば、記述問題にも自然に対応できるようになります。

 作文の効用は試験対策だけにとどまりません。会議で司会をするときに、論点を理路整然とまとめる力にもつながります。作文が上手な子は、話すことも上手です。頭の中で言いたいことが構造化されているからです。

 説明文や意見文を書く練習を続けていると、話すときにも図解するように、わかりやすく説明できるようになります。書く力は、そのまま考える力、話す力へとつながっていくのです。

●記述式入試の時代へ

 大学入試を見ても、記述式の重要性は明らかです。たとえば東京大学の国語は、ほぼすべてが記述式です。選択肢を選ぶ問題はほとんどありません。

 大学入学共通テストのような選択式試験もありますが、その先では、自分の言葉で書く力が問われます。

 一方で、短い記述問題の採点は、出題者側にとっても難しい面があります。厳密な正解を定めにくく、対策も曖昧になりがちです。50字から60字程度の短文では、AIによる採点も必ずしも容易とは言えません。

 本当に国語力を測ろうとするなら、短い記述問題だけでなく、まとまった作文による評価も有効です。作文であれば、AIによる一次評価も比較的信頼性の高い形で活用できます。その上位答案を人間が内容面で評価すれば、効率的で信頼性のある評価が可能になるでしょう。

●記述問題を怖がらない

 記述問題は、特別な才能が必要な問題ではありません。

 本文をよく読み、答えの根拠となる部分を探し、その言葉を使ってまとめること。そして、指定字数いっぱいまで丁寧に書くこと。その基本を守れば、着実に得点は伸びます。

 そして、その土台を支えるのが、日々の作文練習です。

 書くことを通して考える力を育てること。それが記述問題対策であり、同時に本当の国語力を育てる道なのです。


▽関連記事

記述問題で「字数が足りない」を解決するたった2つの方法(note)
https://note.com/takashi838/n/ncd4c62a30bb2

【中学受験国語】記述問題攻略ガイド(rmkokugojyuku.com)
https://rmkokugojyuku.com/blog/179

Z会東大受験対策サイト「2025年度 東大国語 徹底分析」
https://www.zkai.co.jp/todai-exam/bunseki/kokugo

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