これは、本のタイトルです。「子どもの将来は『寝室』で決まる」(篠田有子著 光文社新書)。5000件以上のデータに基づいた学術的な本ですが、内容はわかりやすく書かれています。これから子供を育てる人には必読の書になると思います。
乳幼児期の親子のスキンシップが子供の知力を育てると言われていますが、この本を読むと、それが想像以上にはっきり現れていることがわかります。
くわしくは、本書を読んでいただくことにして、ごく簡単に説明すると、親と子の寝方が子供の成長に大きく影響します。それは、子供時代に限らず大きくなってからも、人間の情緒や知力に影響を及ぼすようです。
図式的に紹介すると、次のようになります。以下は、6ヶ月から3歳ころまでの親子の寝方です。
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┃父┃母┃子┃母中心型……◎すくすく成長
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┃父┃子┃母┃子中心型……○わがままになることも
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┃父┃┃母┃子┃父別室型……△自立心未熟に
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┃子┃┃父┃母┃子別室型……△情緒不安定に
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なお、6ヶ月ごろまでは、子供はベビーベッドに分離して寝かせる形が多いのですが、生後2-3歳になってもベビーベッドに寝かせたままだと、これは「子分離型」といって、「子別室型」よりも更に情緒が不安定になるようです。
乳幼児期には、母子の密着と、父の少し離れたところからのサポートというのが理想的な親子関係だと言えそうです。
しかし、大事なのは、型という外見ではありません。その型に表れるような内的な心の関係が実は最も重要なのです。
ですから、たとえ、父親が不在であっても、母親が父親を心から信頼しているという関係があれば、子供はすくすく成長するのだと思います。
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
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コメント欄
240マスの原稿用紙
送っていただきありがとうございました。
はい。どうも学年を間違えていたようで申し訳ありませんでした。
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