「子供」と「子ども」とどちらが正しい書き方なのかという質問を受けました。
しばらく前までは、昭和25年の文部省の基準で「子どもという仮名書きが望ましい」となっていたために、「子ども」の方が一般的な表記でした。しかし、その後常用漢字表の中でも「子供」の例が挙げられるようになり、現在では、「子供」の方が一般的な表記になっています。グーグルによる検索でも、「子供」は「子ども」の倍以上使われています。私(森川林)自身も、昔は「子ども」を使っていましたが、今は「子供」を使っています。
したがって、答えは、「子供でも子どもでも、そんなことはどちらでもいい」です(笑)。大事なのは、文章の中身であって、その中身を伝えやすくするために違和感の少ない書き方をした方がよいということです。
さて、本題。
子供の成長を願わない親はいません。ところが、この成長ということ自体がわかりにくいために、親はつい成績=成長と考えてしまいます。成績と成長は関係の深いものですから、大体はこの考え方が通用します。しかし、成績と成長はもちろんイコールでは結べませんから、時に、成績のために成長が阻害されたり、成績にも関わらず成長するという状態が生まれます。
登場人物は、森男(もりお)君と林子(りんこ)さんです(同名の人がいたらごめんなさい。しかし、最終的に二人ともハッピーエンドになりますから、安心して読んでいってください。ただし、ストーリーは森男君と林子さんが社会人になるまで続く予定です)。
森男君と林子さんは、小学校1年生です。二人とも、学校の成績はどの教科もよくできています。特に家や塾で長時間勉強をさせているわけではありません。むしろ、同年代のほかの子よりものびのびと遊んでいますが、成績はいいのです。楽しく遊んでいて、勉強もよくできる。理想的な小学1年生です。
しかし、低学年のうちの成長は、成績では評価できません。一見どの教科もよくできているその背後で、大きな変化が進行しているのです。
森男君のお母さんと林子さんのお母さんは、それぞれ、何か習い事でも始めようかと考えました。今のままでも問題はありませんが、この先学年が上がって、勉強が難しくなったときにも対応できるように、将来役に立つ習い事をさせておこうと思ったのです。
そして、森男君は言葉の森で作文の勉強を始めることになりました。林子さんは英語と算数と国語の教室に通うようになりました。さて、二人はそれぞれ楽しく勉強をしていきます。(つづく)
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