福島で巨大な火山の噴火があったのだとでも考えよう。
自然の力を前に、人間の尊い犠牲をこれ以上投入するのはもうやめよう。
このあと、原発は、再臨界を起こし、更に大きな核分裂を引き起こすだろう。
東日本の住民は、静かに計画的に西日本に移住し、西日本を中心に、全国民の力で日本を再建しよう。
中心になるのは、天皇陛下だ。
天皇が、日本と世界の政治に精通し強力なリーダーシップをとれる人物に、政権を委託するのである。
当面、時限立法で、すべての権限を臨時救国政府に集中し、
日本人が、考えられる最悪の条件のもとで、最善の行動をとったと言えるように努めよう。
====3/18 15:00 追加説明====
以上の記事をアップロードし、言葉の森のHPのトップにも掲載していたところ、言葉の森の講師から、「内容に問題があるのでは」と指摘を受けたので、トップページからははずしておきました。
言葉の森の目的のひとつは、日本の社会をよくすることです。日本が、今大きな問題に直面しているときに発言しないで、いつ発言するのかという気持ちで記事をアップしました。
ニュースなどを見る範囲で言うと、多くの人は、事態の深刻さに対する危機感が薄いように思います。それは、肝心の情報が明らかにされていないのでやむをえない面もあると思います。
記事の内容で、いくつか補足説明をします。
「東日本」とは、福島県やその周辺の県だけではありません。言葉の森の事務局のある横浜市も含めて関東地方全域が含まれるということです。当面は、風向きの関係でその可能性は大きくはありませんが、天候次第でいつでも関東地方が放射能におおわれる危険性があるということです。そう考えるからこそ、事態は緊急なのです。
「放棄」というと見捨てるようで抵抗があるという声もありましたが、今、必要なのは、救助に向かっている人たちにこれ以上の犠牲を出さないということです。今の対応は、予測のつかない規模に拡大しつつある災害に対して、竹やりと精神力で向かっているという状態だと思います。
「天皇」というものに対するアレルギーが意外にも多くの人にあることに驚きました。ある意味で、この部分がいちばん抵抗があったのかもしれません。しかし、天皇は、現在の日本で、唯一どことも特定の利害関係を持たずに、国民の中に親しみを持って認められている存在です。そして、過去の歴史を見てもわかるように、明治維新も、終戦も、天皇の名前によって初めて穏やかに転換することができました。現在の未曾有の国難に対しても、日本国民の象徴である天皇が、最も多くの国民を納得させることができると思います。