現在、「学習の手引」を改訂中です。
「学習の手引」の記事を簡素化するために、「暗唱に関するQ&A」はホームページの方に掲載します。
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Q 学校での音読の宿題と重なるので、子供が嫌がってしまいます。
A 学校の宿題は夕方の家庭学習の時間にやり、言葉の森の自習は早朝にやるようにしてください。時間が離れていれば負担に感じません。
Q 低学年なので、100字でも読むのにすごく時間がかかります。
A 時間はかかってもかまいません。気長に決めた回数だけ音読してください。
Q 決められた回数まで音読しても覚えられません。
A 覚えることが目的ではありません。決められた回数だけ音読できればそれでよしとしてください。
Q 「している」を「してる」などと間違って自分なりに読んでいます。
A 注意のしすぎにならない程度に、ときどき正しい読み方を教えてあげてください。
Q 声を出さずに読んでいます。
A 声を出した方が頭に残りやすいと教えてあげてください。自分にだけ聞こえる小さい声でかまいません。
Q ふざけて早口で読んでいます。
A ふざけるのも早口も一向にかまいません。楽しく読んでください。
Q 子供にとって意味がわからない難しい言葉があります。
A 何度も読んでいるうちに子供自身から質問が出てきますから、そのときはお父さんやお母さんが手短に教えてあげてください。自分で辞書を引いて調べさせるという考え方もありますが、暗唱の定着を目的としているときはできるだけほかの作業はさせない方が続けやすくなります。
Q つっかえながら読むので、とても近くで聞いていられません。
A そういうときこそ、読み終えたときに、「じょうずに読めるようになってきたね」と褒めてあげてください。
Q 数回読むと簡単に覚えてしまうので、それ以上続けて読む気になりません。
A 覚えることが目的ではありません。スポーツの準備運動で行うランニングと同じものでくりかえすことで体力がついてきます。
Q 長いので、とても覚えられるようになるという気がしません。
A 歌を覚えるのと同じです。かなり長い歌詞でも歌なら自然に覚えてしまいます。
Q 暗記よりも考える力が大事だと聞いたことがあります。
A 弊害があるのは、中途半端な暗記や低レベルの暗記です。本格的な暗唱は考える力を高めます。
Q 暗唱だけして、課題の長文の音読をしていません。
A できれば、毎週の課題の長文を中心に長文を1編音読し、そのあと暗唱の長文で暗唱をしてください。しかし、両方できない場合は、とりあえず暗唱だけをしっかりできるようにしてください。
Q 録音したものを聴く形で、暗唱の代わりになりますか。
A ある程度はなります。しかし、録音には機器や準備が必要ですが、音読には不要です。また、自分で声に出したものの方が定着しやすくなります。
Q 1日のうちに朝、昼、晩と何回も暗唱をして、先に進みたいのですが。
A いい心がけです。どんどんやってください。ただし、何かを新しく始めたとき子供は飛ばしすぎる傾向がありますから、親の方でコントロールしてあげてください。
Q 英語や社会や古文で暗唱の宿題がありますが、同じようにできますか。
A 同じやり方で簡単にできます。
Q 寝る前に覚えた方が記憶に残ると聞きましたが。
A 寝る前に覚えた方が定着します。しかし、大事なのは毎日の継続です。生活の中で毎日確保できる時間帯でやってください。その意味で朝食前の時間帯をすすめています。
Q 文章が長くなると、最初に覚えたものを忘れてしまいます。
A イメージ記憶を使えば忘れにくくなります。
Q 1回覚えた900字の文章は、ずっと覚えていた方がいいのですか。
A 自分の好きな文章であればそうしてください。しかし、普通は、次の900字の文章を覚えるときは、前の文章はもう忘れてかまいません。
Q 暗唱を親の私もやってみたいのですが。
A 大人では、更に発想が豊かになるという効果があります。しかし、子供と一緒に始めると親が先に挫折したときに説得力がなくなりますから、続けられる自信がつくまではひとりでやってください。
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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