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ほめる、しかる、注目する  2007年4月20日  No.142
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 褒める教育と叱る教育の総合化は、注目する教育です。
 例えば、子供が親から、「あなたは、本当に○○ねえ」と言うとします。子供は、そこに自己のアイデンティティを見出そうとします。
 兄弟を考えるとわかりやすいと思います。「お姉ちゃんは本が好きだけど、あなたはスポーツが好きね」と言われた子供は、「自分がスポーツを好きになることによって、お母さんが認めてくれる」と考えます。それは、本が好きだと言われた姉にとっても同様です。
 ここにあるのは、褒めるでも叱るでもなく、その本人に対する注目です。
 褒める場合も、叱る場合も、その根底に注目、あるいはその子に対する期待が必要なのです。

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