千賀一生さんの「ガイアの法則」という本に、「輪の教育」という言葉が出てきました。
ちょうど、言葉の森が考えていた森林プロジェクトの対話の教育と目指すところが似ていると思いましたので、その言葉を使わせていただきました。
教える人がいて教わる人がいる
直線的な一本道の教育から、
対話と発表と交流の
輪になって学ぶ教育へ。
点数という基準を物指のようにあてて、その直線定規を少しでも前に進ませるような教育は、過去の人間不在の教育です。
これからの教育は、自ら学ぶことが喜びとなるような教育でなければなりません。
その要は、点数による競争ではなく、対話による交流で意欲が意欲の源泉となるような仕組みです。
しかし、対話が成り立つためには、双方が豊かなものを持っていることが必要です。
その豊かなものを育てるものが、毎日の読書や暗唱と新しい体験です。
そのような輪の教育が家庭の中で生まれれば、それはやがて家庭の枠を超えて、地域の社会の中にも広がっていくでしょう。
子供と家庭と地域の教育が、未来の教育の姿です。
しかし、これは、まだ実現するまでに時間がかかります。
今の社会では、まだ子供たちは、勉強とは人からさせられるもので、人に教えてもらうものだと思っているからです。
それは、また大人の意識の反映でもあって、今の社会ではまだ多くの大人は、勉強とは、させられるもの、教わるもので、勝ち負けのあるものと思っているからです。
だから、逆に、大学に合格して勝ち負けが一段落すると、もう勉強しなくてもいいと思ってしまう子も多いのです。
大人も子供も、日々向上して新しいものを創造する、これが未来の理想の社会の姿だと思います。
今の社会は、まだイス取りゲームのような社会ですが、未来の社会は、各人が自分らしいイスを作る社会です。
みんなでイスを作り合い与え合う社会をこれから作っていきましょう。
いいすか(笑)。
ということで、今日のテーマは、輪の教育。
1、輪の教育でひとこと、
又は、
2、「わ、つ、か」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
20世紀までは、奪い合い競い合うことによって進歩してきた社会でした。
21世紀は、作り合い与え合うことによって進歩する社会にしていきましょう。
それをまず教育から。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
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