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選択式の時代から記述式の時代へ(facebook記事より)  2012年2月20日  No.1445
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 選択式の時代が終わり、
 これから記述式の時代へ。
 記述式の時代とはテクニックの時代ではなく、
 考える力の時代だ。

 入試問題では、難度の高いところほど国語の問題は記述式です。
 東大など国立大学の多くは記述式の問題で、選択式の問題はほとんどか全くありません。
 昔から、国語の問題はそういうものだと決まっているのです。

 これに対して、大学入試センター試験や私立大学の試験のほとんどは選択式です。
 大量の受験生の答案を短期間で採点するためには、選択式にならざるを得ないのです。

 ところが、選択式は、普通の理解力のある子なら、解き方のコツがわかればほぼ満点がとれます。
 だから、私立大の国語の問題の中には、不自然に難解な悪文が多いのです(笑)。
 問題を作成している人にちょっと同情します。

 いずれにしても、まともに国語力を見るためには、選択式ではなく、記述式でなければなりません。
 少子化のゆとりの中で、だんだんそういう傾向が増してきているようです。

 記述式の発展したものが作文や小論文です。
 これは、採点に更に時間がかかるため、入試のような場面では、まだ本格的な導入は難しいようです。
 しかし、公立中高一貫校や高校、大学の推薦入試では、一般的な試験になっています。

 選択式から記述式への流れというのは、入試ばかりではありません。
 人生もだんだん、選択式から記述式へと変わってきているようです。
 確かに、
「あなたは、どの人生を選択しますか。次の4つのうちから正しいものを1つを選びなさい」
なんて言われたら困る(笑)。

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