選択式の時代が終わり、
これから記述式の時代へ。
記述式の時代とはテクニックの時代ではなく、
考える力の時代だ。
入試問題では、難度の高いところほど国語の問題は記述式です。
東大など国立大学の多くは記述式の問題で、選択式の問題はほとんどか全くありません。
昔から、国語の問題はそういうものだと決まっているのです。
これに対して、大学入試センター試験や私立大学の試験のほとんどは選択式です。
大量の受験生の答案を短期間で採点するためには、選択式にならざるを得ないのです。
ところが、選択式は、普通の理解力のある子なら、解き方のコツがわかればほぼ満点がとれます。
だから、私立大の国語の問題の中には、不自然に難解な悪文が多いのです(笑)。
問題を作成している人にちょっと同情します。
いずれにしても、まともに国語力を見るためには、選択式ではなく、記述式でなければなりません。
少子化のゆとりの中で、だんだんそういう傾向が増してきているようです。
記述式の発展したものが作文や小論文です。
これは、採点に更に時間がかかるため、入試のような場面では、まだ本格的な導入は難しいようです。
しかし、公立中高一貫校や高校、大学の推薦入試では、一般的な試験になっています。
選択式から記述式への流れというのは、入試ばかりではありません。
人生もだんだん、選択式から記述式へと変わってきているようです。
確かに、
「あなたは、どの人生を選択しますか。次の4つのうちから正しいものを1つを選びなさい」
なんて言われたら困る(笑)。
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