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子育てにおける原則性と柔軟性(facebook記事より)  2012年2月21日  No.1450
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 勉強は、教材のためにするものではなく、
 自分のためにするものだ。
 こなすことを目的にするのではなく、
 生かすことを目的にしよう。

 よく小学校2年生ぐらいの子のお母さんから、
「学校で感想文の宿題が出されたのですが、なかなか書けなくて」
と相談があります。

 そのときのお返事は、
「そんなの無理して書かせなくてもいいですよ。どうしても出さなければならないのなら、お母さんが代わりに書いてあげてください」
です。

 親が見ている子供の実態が本当の姿です。

 無理なことはせずに、できることをしっかりやっていればいいのです。

 しかし、もうひとつ大事なのは、この、できることをしっかりやるということです。

 何をしっかりやるかは家庭の方針によって変わってきますが、しっかりやることの芯が決まっていれば、周辺のことはいくらでも柔軟にできます。

 「塾の宿題が多く大変」というのも似ています。

 宿題のために勉強をしているのではなく、子供のために勉強をしているのだという原点を思い出して取捨選択することが大事です。

 そして、やると決めたことだけは、雨が降ろうが槍が降ろうが、土曜だろうが日曜だろうが、必ずやるという原則を守ることです。


 そこで、今日のテーマは、原則と柔軟。

1、原則と柔軟についてひとこと、
 又は、
2、「げん、そ、く」「じゅ、う、なん」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 ところで、生まれつき原則と柔軟の区別が決まっている人などはいません。

 みんな、いろいろな人生経験をする中で、少しずつ自分なりの原則が決まってくるのです。

 そして、子供にとって大事なのは、何が原則になっているかということではなく、原則があるということそのものなのです。


 それでは、今日も原則と柔軟のバランスを考えながら、芯はあるけど柔らかい一日をお過ごしください。(複雑(^^ゞ)


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