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いい「ながら勉強」、悪い「ながら勉強」  2012年2月24日  No.1452
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 ながら勉強にも、いいながら勉強と悪いながら勉強がある。
 歩きながら、声に出しながら、手を動かしながらが、いいながら勉強。
 音楽やお喋りを聞きながらは、あまりよくないながら勉強。
 楽しみながら、笑いながらは、いちばんいいながら勉強。

 解説をすると、……。

 難しい文章を読むときのコツは繰り返すことですが、繰り返す勉強は眠くなってきます。

 だから、暗唱をするときは、机に座ったままではなく歩きながらの方が能率が上がります。

 同じように、繰り返し読む難しい文章は音読が基本です。声に出して読むことで集中力が持続します。

 音読をしない場合は、いいところに線を引きながら読んでいくことです。手を動かすことで集中力を保つのです。


 音楽やお喋りは、種類にもよりますが一般に勉強の大敵です。

 特に日本人は、考えることに使う知的な左脳の方で、言葉以外の音も処理してしまうので、静かなところでないと勉強しにくいのです。

 思考を妨げる音は、話し声、自然の音、和楽器の音などで、思考を妨げない音は、楽器だけの西洋音楽です。

 歌詞のある音楽は話し声に含まれるので、勉強が進みません。

 自然の音というのは、風や波の音、虫や鳥の声ですが、自然の音を左脳で処理してしまうのは日本人だけなので、世界中で日本人だけが、環境音楽に弱いのです(笑)。


 勉強をしているときに楽しい雰囲気ですると、定着率が上がります。

 叱られながら暗い気持ちで勉強したことは、時間がたつと忘れてしまいます。

 だから、勉強は、多少脱線しながらでも、楽しくやる方がいいのです。

 例えば音読の練習をしていると、大抵の子は飽きてふざけて読むようになります。

 ふざけて読んでも、毎日読んでいればそれでいいのです。


 ということで、今日のテーマは、ながら○○(○○には勉強以外の言葉も入る)

1、ながら○○についてひとこと、
 又は、
2、「な、が、ら」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 一般に、大人は、外見で子供を注意しがちです。

 子供が立ち歩きながら暗唱の練習をしていると、「ちゃんと椅子に座って、動かないようにして読みなさい」などと言ってしまうこともあると思います。

 それは、大人が自分でやったことがないからです。

 自分で暗唱の練習をしてみると、「なるほど、動きながらの方が楽にできるんだ」ということがわかります。

 注意する前に、試しに自分でもやってみるということをおすすめします。


 今朝、表に出てみたら、風がずいぶん暖かくなっていました。

 これから、どんどん春に向かう日本列島。桜前線や燕前線の声も聞こえてきそうです。

 それでは、今日も、いい一日をお過ごしください。


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