国語の苦手な子は、
まず易しい読書から。
国語の得意な子は、
もっと難しい読書へ。
国語力は、あらゆる教科の基礎と言われています。
それは、人間が考えるということが言葉によるもので、母語である日本語の力が思考力となっているからです。
だから、国語の苦手な子が国語力をつけるには、その子が面白いと思える易しい本をまず読むことです。
読書には、人を引き付ける力があるので、最初は強制的に読むようにしていても、続ければ必ず読書が好きになってきます。
そのためには、読書は面白いことが第一ですから、易しい本をどんどん読んていくことです。(ただし、雑誌や漫画や図鑑などではなく、ひとまとまりの文章が書いてあるもの)
一方、国語が得意な子が国語力をもっと伸ばす方法も読書です。
この場合は、難しい読書で、その子の興味のある分野で、説明文や意見文の本を読んでいくのです。
そこで、今日のテーマは、易しい本、難しい本。
1、易しい本、難しい本についてひとこと、
又は、
2、「や、さ、し」又は「むず、か、し」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
ところで、日本には、小学校高学年から中学生、高校生が読むのにふさわしい説明文のいい本がなかなかありません。
「ちくま少年図書館」の100冊のシリーズは、力作ぞろいでしたが、図書館を利用しないと読む機会がありません。
そこで、次善の策としてすすめるのが、入試問題集の問題文を読書がわりに読むことです。
国語力のある子は、こういうレベルの文章を楽しんで読みます。
大学生になったら、古典です。岩波文庫に載っているような本、つまり、教科書で名前だけは知っているという古今東西の名著を読んでいくことです。
国語力は、国語のドリルを解くようなやり方では身につきません。
国語の得意な子は、国語の勉強などはせずに、ただ難しい本を楽しく読んでいるだけなのです。
それでは、今日も楽しい読書をしながら、いい一日をお過ごしください。
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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コメント欄
小学校高学年から、中高生向きのいい本が少ないとおっしゃるのには全く同感です。うちの子供も合う本が探せない時期があり、学校の図書担当の先生に相談したのですが、ルビつきの海外の小説を1冊紹介されただけで終わってしまいました。大人向きでも内容の健全なものは少しづつ読んできましたが、やはり親の好みに似てきてしまうのと、流行ものの誘惑があり、自分でいい物を探すのは大変そうです。
先日、目黒区八雲の図書館に行ったら割と広いYAコーナーがあり、子どもは目を輝かせていました。
ちゃくちゃくさん、コメントありがとうございます。
図書館の利用というのは大事ですよね。
特に、日本の家屋はスペースがないので、家のなかに本を置く場所がありません。しかし、大きな図書館は車でないと行けないところなどにあります。もっと小さな図書館を住民の手であちこちに作るといいのだと思います。
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