植物たちは、太陽と水と空気から花を咲かせ実を実らせる。
生き物にはもともと創造の力があるから、
他から奪い、他を支配する必要はない。
そして、本当は人間も。
人類の生産力は、昔と比べて比較にならないほど豊かになっているのに、なぜ不足を感じる人がいるかというと、不足が演出されているからです。
例えば、生産調整。
豊作や大漁や生産過剰は、そのままみんなで分かち合えばそのとおりの豊かさになるのに、今の社会では不足を作り出さないと、豊作貧乏になります。
農業に限らず、製造業にも、サービス業にも、役所仕事にも、この不足が演出されているために、一人の人間が生産する富は増えたのに、その人が受け取る分は逆に減っているのです。
その原因のひとつは、私たちが物を買わなければ生活できないと思っていることにあります。
そのために、買うことが大きな喜びになり、消費するために生活があるような感覚を持つようになっているからです。
人間の喜びは、消費よりもむしろ生産にあります。
何かを作って、その創造で社会に貢献することが本当の喜びとなるはずですが、現在の社会では生産は、生産者という企業が主に担うものになっています。
だから、人間が生産に参加することは、単なる労働として参加することであり、創造の喜びとはほど遠いものになっているのです。
しかし、たぶん、こういう仕組みはこれから百八十度変わっていくと思います。
その変化は、小さな改革の積み重ねというよりも、左回りだった渦がいつの間にか右回りになるような変わり方です。
その一つの現れが、必要なものは自分たちで作って分かち合おうという意識の変化です。
それが、貧しいからそうするのではなく、作るのが楽しいからそうするのだというところに、左回りから右回りへの大きな変化あるのです。
ということで、今日のテーマは、
1、左回り右回り、
又は、
2、「ひだり、まわ、り」又は「みぎ、まわ、り」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
今日は、風もまだ冷たくて、横浜では、朝方一瞬だけ雪が降っていました。
でも、晴れてみると、もうすっかり春の明るさです。
3月20日も静かに過ぎて、これからどんどん日が長くなっていくのでしょう。
今日は出足がちょっと遅れてしまいましたが、今日もみなさんいい一日をお過ごしください。