勉強の基本は簡単です。
朝ごはん前に音読や暗唱をして、夕方は必ず読書の時間を作ること。
そういう毎日を例外なく続けながら、いつも明るく褒めること、細かい注意はしないこと。
テレビやパソコンは時間を決めて、できるだけ対話の時間を作ること、人の悪口は言わないこと。
これで、みんな頭もよく、性格もいい子になります。
毎日の平凡な積み重ねがないまま、突然塾に通わせてもほとんど何も変わりません。
家庭が教育の出発点です。
しかし、親も最初はみんな初心者です。(生まれつき親という人はいないので)
子供が小1のときに、上のような生活スタイルを作れば簡単ですが、途中からそういう生活に切り換えることはなかなかできません。
それでも、気づいたときから変えていくしかありません。
いちばんやりやすいのは、まず毎日の読書。その次が毎日の音読です。
ただし、学校で読書をしているからとか、学校で音読の宿題が出ているからとかいう、外からの力に頼るやり方ではなく、家庭で独自に方針を持ってやっていくことです。
方針が決まったら、あとは例外を作らずに続けることと、いつも明るく褒めること。
家庭学習がうまく行かないいちばんの原因は、例外を作ることと、つい注意をしてしまうことだからです。
でも、もし例外ができてしまったらどうするかというと、その例外の理由をはっきりと説明すればいいのです。
そして、例外があまりできそうなことは、最初からやらないようにすることです。
もし注意してしまったらどうするかというと、そのあとすぐに明るく褒め直せばいいのです。
そろそろ風の冷たい季節になってきました。
こういうとき太陽が出てくるとほっとします。
子供にとって、お父さんやお母さんもそういう存在なのでしょう。
それでは、今日も明るく楽しい一日をお過ごしください。
(中根)