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作文に書くことをすぐお母さんに聞く子(facebook記事より)  2012年11月18日  No.1657
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 人間は、もともと自分の力でやることが好きです。

 人に聞くのは、やり方がわからないか、自分でやることに自信がないからです。

 そういうときは、全部自分でやらせるのでも、全部他人がやってあげるのでもなく、途中までやり方の見本を見せてあげることです。



 作文を書くときに、「次、どう書いたらいいの」と、すぐ聞く子がいます。

 お母さんが教えると、そのとおりに書き、「次、どう書くの」。

 少し書いては、次に書くことを聞くという場合はどうしたらいいのでしょうか。


 第一は、文章を書くためには、文章を読むことに慣れておく必要があります。読む力をつけるために、これから気長に毎日本を読む習慣をつけることです。

 第二は、何を書いても、書き方が違っていても、とりあえずはすべて褒めて認めてあげることです。そして、自分の力でやることに自信をつけることです。

 第三は、お母さんが書くことをどんどん教えてあげて、そのとおりに書いてもいいのだと考えを切り替えてしまうことです。

 第四は、作文を書き出す前に、子供とお母さんで楽しくお喋りをしながら、作文に書くことを白紙1枚に散らし書き風にメモすることです。(これを構成図と呼んでいます。時間は10分程度)


 この構成図を書く方法を何度かやると、子供は書き方のコツがわかるようになり、やがてすぐに自分の力で書くようになります。



 「メイカーズ」という本を読みました。著者のクリス・アンダーソンは、「ロングテール」や「フリー」を書いた人です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4140815760

 書かれている内容は、消費のロングテールを越えて、これからは生産のロングテールに、人々の志向が移りつつあるということです。

 人間は、自分だけのものを消費するのでは飽き足らず、自分だけのものを作りたくなるのです。

 これまで自分で作るということに関心が向かなかったのは、そのための素材や道具を手に入れることが難しく、作ったものを広める方法がなかったからです。


 そういう時代の制約がなくなりつつある今、大事なことは、自分で作るということに自信を持つ子供たちを育てていくことです。


 それが作文の勉強のひとつの意義でもあるのです。



 今日は、昨日とは打って変わって青空が広がりました。

 ふと空を見上げると、大きな空に小さな飛行機が白く光って飛んでいました。


 今日もいい一日をお過ごしください。

 (中根)

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
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