こういうことを言う人がいます。
「作文じゃなくて、小論文だよ」
どちらでも大して変わりません(笑)。
だから、言葉の森では、小学生から高校生まで全部まとめて作文と言っています。
例えば、「私の友達」という課題。
これを作文風に書くとすれば、友達との出来事を中心に書き、最後に自分なりの感想でまとめます。
小論文風に書くとすれば、「友達とは人間にとってどういうものか」という主題を先に考え、その主題に合う実例を書いていきます。
一見大きな違いがあるように見えますが、作文と小論文の間には曖昧なグレーゾーンが幅広くあるのです。
大事なことは、「作文じゃなく小論文だ」というような定義のはっきりしない言葉で、子供がせっかく書いた作文をけなさないことです。
作文には、書いた子供の思い入れがあります。
だから、どんな場合にも、いいところを見つけてあげることが大事で、直すときも子供にはっきりわかる言葉で説明する必要があります。
おおまかに、「これでは○○じゃないか」というような批評にもならない批評はするべきではないのです。
世の中の作文が苦手という子供のほとんどは、周囲の大人が作っていると思います。
(中根)
どのリンゴにもそれぞれのよさ。
それでは、今日もリンゴのような一日をお過ごしください。
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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