勝海舟は、貧しかったために英語の辞書が買えず、知人から借りた辞書を全部書き写しました。
しかも、日中の仕事が終わってからの夜だけの作業でした。
やっと書き写し終えた1冊は売って家計の足しにし、自分用にもう1冊書き写しました。
海舟の自伝である「氷川清和」に、そんな話が載っています。
今だったら、辞書をコピーするだけでも大変だと思うところですが・・・・・・。
それに比べると、現代は自分で学ぶための機会が豊富にそろっています。
例えば、ヤフーにも、グーグルにも英文翻訳のページがあります。
また、英文のカタカナでの読み方を教えてくれるページもあります。
これらのページを利用すれば、いくらでも自分にとって必要な勉強をすることができます。
勉強は、もう人に教えてもらうものではなく、自分で学ぶものになっているのです。
足りないのは、海舟が行ったような燃えて学ぶ気概です。
だから、これからの教育で最も大事なことは、自分で学ぶという姿勢を子供のころから作っておくことです。
勉強そのものよりも、勉強を楽しむ姿勢を作っておくことが大事なのです。
今日はさわやかな青空。
春の七草という言葉を聞くと、春がもうすぐそこまで来ている感じがします。
それでは、今日も、いい一日をお過ごしください。