勉強は何のためにするのかといえば、新しい何かを創造する力を育てるためです。その土台として、いろいろな知識や技能を身につける必要があります。決して、知識や技能を身につけること自体が目的なのではありません。
解く勉強法は、解くこと自体を目的としている面があります。だから、時間がかかるわりに実力がつかないのです。
解き方を身につけることは勉強の手段なのですから、問題と答えを一緒にどんどん読んでいけばいいのです。それなら、解説の詳しい問題集があれば誰でも簡単にできます。
考えることが楽しいというのは、答えのない勉強のときにすることであって、答えのある勉強は、答えを見て理解できればそれでいいのです。
====今日のfacebookの記事より。
昨日、小6の生徒が、作文の勉強のあと、
「帰るまで時間があるから、学校の宿題やっていいですか」
「はい、どうぞ」
でも、見ると、算数の図形の問題で頭を悩ませています。
「答えを見ればいいじゃない」
と言うと、
「答えはないんです」
あ、そう(笑)。
図形の問題は、クイズのような面があり、ちょっとしたヒントがあればすぐわかる反面、わからないときはいくら時間をかけてもわかりません。
趣味でクイズを解くのならいいのですが、宿題で答えのついていない図形の問題を解くというのは、時間の無駄以外の何ものでもありません。
こういう勉強のさせ方が、勉強(算数)嫌いの子を作っているのだろうなあと思いました。
先日も書いたように、いい勉強法とは問題と答えを読む勉強法です。よくない勉強法とは問題を解く勉強法です。
学校でそういう勉強をしているのなら、学校とは別に家庭で読む勉強をする必要があると思いました。
その問題も、ヒントがひとことあればすぐわかる問題でした。
しかし、私も、しばらく、いくら考えてもわかりませんでした(笑)。
ちなみに、その問題はこんなの。
====
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