タブレットPCとスマホの登場によって。日本語の書き方も大きく変わりそうです。
これまではキーボードから入力することが主流でした。携帯電話が普及することによって、一時親指入力が広がりましたが、現在スマホやタブレットPCなどで主に行われているのは、音声入力と手書き認識入力です。
特に日本語では同音異義語が多いことから、音声入力やキーボード入力よりも手書き入力が今後広がっていくと思われます。
手書き入力で大事なことは、字が上手かどうかということよりも、読みやすいかどうかということになります。さらに新しい要素として、これまで以上に書き順というものが重要になってきます。
また、音声入力で重要なのは、聞き取りやすい話し方をすることです。音声入力であれば、たくさんの文字数を楽に話すことができるので、作文の価値は量よりも質だということがますますはっきりしてきます。
音声入力を構成を意識して書くためには、事前の構成メモ(構成図)が必要です。したがって作文を書く上で大事なことは、書くことそのものよりもその前の考える過程、つまり考える中身になってきます。
現在、論文でコピー&ペーストのような書き方が容易になっています。すると、論文の価値は、内容が立派かどうかということよりも、自分らしいオリジナルな中身があるかどうかということになってきます。
今日インターネットの世界では、テキストだけではなく画像や音声さらに動画も多用されるようになっています。作文を表現学習のひとつと考えるならば、文章は中心となるとしても、その文章を補完するものとしての画像や音声どはこれからますます重要になってきます。つまり、作文も、作文を中心としたプレゼンテーションのような学習になってくると思われます。
(写真は、教室の近くの並木のクスノキ)
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