今日のfacebook記事より。
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馬を川に連れていくことはできるが水を飲ませることはできない、というのと似ているのが、作文が書けないときの子供の状態です。
低中学年の子供の場合、そのときは無理に自分の力で書かせることはありません。
「じゃあ、、お母さんが言ってあげるから、そのとおり書いてごらん」
と言って、アドリブで適当な文を言ってあげるのです。
そういう形で何行か書いていくと、大抵の場合、その流れで自分で続きを書くようになります。
しかし、自分で続きを書かない場合でも、それはそれでかまいません。
「よく書けたね。これでいいんだよ」
と言って、その作文は完成です。
低中学年の子供には、「できなかった」とか「失敗した」という感覚をできるだけ持たせないように、どんどん助け船を出していくのがいいのです。
手助けをしていたら自分の力でできなくなると心配することはありません。
人間はもともと自分の力でやることが好きなので、自信がつけば必ず自分でやるようになっていきます。
無理に水を飲ませようとするよりも、ただ川に連れていき、自分がおいしそうに水を飲んでいればいいのです(笑)。
今日もきれいな初夏の空が広がっています。
近所の公園のアジサイの花が、色づきかけていました。
これから、だんだん緑の濃い季節になっていくのでしょう。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
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ところで、小学校低中学年の場合は、どんどん手助けをしてあげればいいのですが、高学年と中学生の場合はちょっと違います。
小学校高学年や中学生で作文がなかなか書けないのは、自信がないからというよりも、準備不足と読書不足によることが多いからです。
その話はまたいつか。