記述式問題の対策では、書くスピードをつけることと、字数をコントロールする力をつけることが前提です。
しかし、もっと大事なのは記述の中身です。
中身で注意することは、物事を対比して考えるということです。
「それはAだから。」と考えるだけでなく、「それは(Bではなくて)Aだから。」と考えるのです。
もうひとつ大事なことは、抽象的な中身を述べる語彙を使えるようにすることです。
ある語彙が読めたり理解できたりすることと、その語彙が使えるということは違います。
例えば、小学校高学年の生徒なら、「人生」とか「社会」という言葉は読めるし理解もできます。
しかし、日常生活でそういう語彙を使う場面はまずありません。
だから、記述の答えを書くときに、そういう語彙がなかなか出てこないのです。
そこで大事になるのが、対話です。
そういう語彙を必要とするテーマをもとに、家族で話をするのです。
家族の対話のテーマ選びに使えるのが、実際の国語の入試問題の長文です。
対話の勉強のいいところは、書くことに時間をとられないということです。
書くことに比べると、話したり聞いたりすることは5倍から10倍能率がいいのです。
そして、小学校高学年でそういう対話ができる準備として、
子供がまだ小さい小学校低学年のころから、家族で話をする習慣を作っておくといいのです。
これからの勉強は、考える力が要求されます。
そういう勉強ができるのは、実は家庭なのです。
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