facebook記事より。
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漢字のテストというと、すぐに書き取りのテストを連想しがちです。それは、書き取りのテストの方が点数をつけやすいからです。
しかし、子供たちの学力を高めるために大事なのは、漢字の読みの方で、読みの重要さに比べれば、書きの重要性はずっと低いものなのです。
言葉の森に、今来ている高校生の生徒が、小学生のころ海外で暮らしていて、今も英語で勉強する高校に通っているために、漢字の書き取りがかなりできません。「こんな字も書けないのか」というものが書けません。
しかし、書いている文章の内容は、漢字を抜きにすれば高校生らしい立派なものです。だから、パソコンで自分の文章を打ち直せば、漢字は自動変換されるので、ちゃんとした文章になるのです。
社会に出て、手書きで何かを書く必要に迫られたときだけ、ちょっと困ることがあるかもしれませんが、仕事を進めていく上ではほとんど支障はありません。苦手なところで勝負せずに、自分の得意なところで勝負していけばいいからです。
一方、読みができなければ、少し難しい漢字の出てくる本は読もうという気がおきません。
6歳のころ四書五経の素読をさせられた湯川秀樹が、学校に上がっていちばん役に立ったのがどんな本でも読めたことだったそうです。
小学生の漢字は学年別に配当されているので、書き取りはその学年に沿ってやっていけばいいのですが、読みだけは学年を越えて先に進めていく必要があります。
それは、世の中にある漢字は、学年別に出てくるわけではないからです。
そこで考案したのが、言葉の森の漢字集。
今、これで漢字の読みの先取りを進めていこうと思っています。
道ばたに、カタバミの花が咲いていました。
カタバミはよく家紋として図案化されています。
可憐な花ですが、どこでもたくましく生き続けるという生命力が賞賛されたようです。
今日も穏やかな夏の空が広がっています。
それでは、6月のしめくくり。
今日もいい一日をお過ごしください。
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よく、「暗唱は、何の役に立つのか」と聞く人がいます。
暗唱した素材そのものでも、暗唱するための記憶力でもなく、「暗唱する」という方法を知っていることが、いろいろな勉強をする上で役に立つのです。
そして、もうひとつ、これはなぜそうなるのかわかりませんが、暗唱をしていると発想が豊かになるようなのです。