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共感力の必要な国語の問題を解く力をつける勉強法
2013年7月4日
No.1868
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1868
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日本人は、共感力が強いので、弱いものを見るとつい同情します。
嬉しいことも、悲しいことも、相手の感情を自分のことのように感じてしまいます。
人間ばかりでなく、動物や植物にも、更には道具にも、自分と同じような感情があると思ってしまいます。
ペットに名前をつけるだけでなく、ロボットにも名前をつけます。
針供養のように、使っていた道具にも仲間に接するのと同じような感情を持つのです。
それがいい面でもあると同時に、共感しすぎによる弱点もあります。
そのひとつが、国語の問題(笑)。
屈折した心理を問う問題があまりにも多いのです。
たぶん、日本の社会以外ではどうでもいいと思われるようなことが、真面目な国語の問題として出されています。
先日も、中学生から、「国語のテストの成績が悪かったんですけど」と相談がありました。
テストを見ると、内容は大体合っているのに、出題した先生の感覚と微妙に違うのです。それで×(笑)。
こんなのはできなくても大丈夫と言いたいところですが、もしそのための対策を取るとしたら、次のような方法です。
まず、教材は入試の国語の問題です。
説明文の場合は、あまり読み違えることはないので、物語文や詩の問題を主な対象とするといいでしょう。
毎日、その入試問題を読書がわりに読みます。(結構面白いです)
そして、週に1回、その中のひとつの文章をもとにして、家族で話し合いをするのです。
人間の感情を理解するためには、同じ場面を身近なほかの人(この場合は家族)がどう理解しているのかを知るのがいちばんです。
そのときに、親が注意しなければならないのは、
「えー! こんなこともわからないの」と大声で言わないことです。(言う人が多い(笑))
親の方が年齢が上なので、国語に関しては子供よりもよくわかって当然なのです。
国語の勉強は、説明的な文章の場合は、難しい語彙の盛り込まれている文章を読み取る力です。
物語的な文章の場合は、人間の感情に共感する力です。
だから、問題集を読むことと、その問題集をもとに対話することが最もいい勉強法になるのです。
高校入試の小論文の解説をまとめてアップしました。
結構難しい問題が出ます。
こういうのも、家族でディスカッションをしておくといいと思います。
https://www.mori7.com/as/1859.html
https://www.mori7.com/as/1860.html
https://www.mori7.com/as/1861.html
https://www.mori7.com/as/1862.html
https://www.mori7.com/as/1863.html
https://www.mori7.com/as/1864.html
https://www.mori7.com/as/1865.html
https://www.mori7.com/as/1866.html
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森川林
20130704
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