(ケヤキの木の向こうから昇る朝日)
小学校2、3年生で、「塾の宿題がたくさんあって大変だ」とか、「模試の成績がよかった」とか、「悪かった」とかいう相談をときどき受けます。
小4までの成績は、その後の学力にはほとんど全く関係がありません。
小5から次第に考える勉強になっていき、中3から高校生になるにつれて、更に考える要素が増えてきます。
小4までの成績は、その土台として基礎的なことがしっかりできていればいいだけです。
大事なのは、成績よりも勉強に対する姿勢と、本当の実力です。
本当の実力は、テストの成績で見るものではありません。
親子で話をして子供がまともに話の受け答えができていれば、それが実力なのです。
facebook記事より。
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「宿題ならやるんですけど、自分でやるのはだめなんです」ということをよく聞きます。
しかし、これでは話が逆です。
宿題ならやるというやり方をしていると、宿題がなければやらないということになってしまいます。
強制や賞罰でやらせることはできます。しかし、そうしているうちに強制や賞罰がなければ動かない子になっていきます。
手間がかかったり、能率が悪かったりするように見えても、外からの強制ではなく、内側からの納得と自覚でやっていくことです。
そういう習慣をつけられるのは、小学校低学年のうちです。
しかし、その貴重な時期に、周りの子の成績が気になって、塾に行かせて強制的な宿題をやらせてしまう家庭が多いのです。
小4までの成績は、その後の学力の伸びとは関係がありません。
小学生のころは成績を上げる時期ではなく、勉強の姿勢と習慣を作る時期なのです。
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