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「がんもどき」に思う  2013年8月16日  No.1897
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 人間は、喜びのために生きている。
 この地上にたくさんの喜びを作るのが、人間の役割だ。

 しかし、喜びは往々にして獣の喜びとなることがある。
 獣の喜びの向こう側には、食べられるものたちの悲しみがある。

 あらゆるものが喜びとなる人間の喜びを作るために、人間は豊かな知恵を持つ。

 先日、スーパーローゼンで買ったガンモドキ。
 たぶん、昔の人の中に、食べられるガン(雁)たちに心を痛めて、大豆たんぱくである豆腐を原料に、ガンをつかまえなくても食べる喜びを作り出そうとした人たちがいた。

 歴史の彼方に消えて、もう足跡も見えないその人たちのことをふと思う。


====
がんもどきとは豆腐の加工品のひとつである。
名前の由来については諸説あるが、最も知られているのは雁の肉に味を似せたとされることから「がんもどき」だという説である。
関西ではがんもどきを飛竜頭(ひりゅうず、ひりうず、ひろうす、ひりょうず)と呼ぶことが多い。
====Wikipediaより

(写真は http://100plate.blog21.fc2.com/blog-entry-36.html より)

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