親子の対話は、子供が小1のころから始めれば、自然に生活の中にとけこみます。
小学校高学年になってから改めて対話をしようと思っても、話がぎくしゃくしてなかなか進みません。
ただし、子供が小学校1年生のころは、対話といっても子供から話すことはあまりありません。
そこで、子供が話すだけでなく、お父さんも、お母さんも、週に1回それぞれ話すテーマを持ち寄って順番に話すようにします。
子供が楽しく聞いてくれるように話の内容を工夫しているうちに、親も話が上手になってきます。
話し方の工夫といっても、難しいことはありません。
ときどきダジャレを言ったり、自分の失敗談を言ったりして、子供が笑える話にしていけばいいのです。
子供が親と対話をしたがらないいちばんの原因は、楽しくないことと、すぐに注意されたり笑われたりすることです。
親が言ってはいけない言葉は、「そんな話し方じゃ、わからない」です。
話し方を注意された子は、もう話をしなくなります。
どんなに要領を得ない話でも、「うん、うん」と聞いてあげ、そこから似た話をつなげていくのです。
小1、小2で親子が対話をする習慣を作り、小3、小4でいつも褒めて楽しい対話になるようにしていると、小5、小6の難しい課題のときにも長文の似た例で、知的な対話ができるようになります。
大事なことは、親もそれなりの心構えで対話に取り組むということです。
しかし、対話の仕方で苦労するのは、最初のうちだけです。
やがて、家族の話が弾むようになってきます。
そうすると、家族のお喋りという遊びの中で、子供の語彙力、思考力、読解力、表現力が育っていくのです。
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。対話(45)
コメント欄
コメントフォーム
低学年から学力の基礎を作る
受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)
電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)●Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」