これまでの全記事
子供の反抗期と親の権威  2013年10月9日  No.1951
ホームページの記事は→1951



 facebook記事より。

====

 小学校高学年になって、子供が親の言うことを聞かなくなるのは、親の権威がないからです。
 それは、小学校低学年のころに、親が権威ではなく権力で言うことを聞かせていたからです。

 昨日のゲーム機の話で言えば、ゲームの時間を決めて子供にコントロールさせるようにするのが権威です。
 ゲーム機を隠したり、禁止したり、使えなくしたりするのが権力です。

 戦後の日本は、個を主張し権威に反抗することが民主主義であるかのような教育が行われてきました。
 その結果、親が権威を持てなくなり、子供を正しく叱れないようになってきたのです。

 正面からきちんと叱ることができれば、普段は子供を叱る機会などほとんどありません。
 だから、楽しい親子関係ができるのです。

 親が子を思い、子が親を思うような関係が、日本における集団の縦のつながりです。
 だから、子供に伝える倫理観の出発点は、個の主張よりもまず親孝行です。

 子供が中学生になり反抗期になると、子供に遠慮して何も言わなくなる親が多いと思います。
 しかし、そういうときこそ、親がきちんと子供を叱るチャンスなのです。

====

 このことに関連して、時々感じるのは、父親の影の薄さです。
 しかし、それは、父親の責任だけではありません。

 家庭の中で父親を立てていくような母親の役割が欠けていることも多いのです。

 父親を立てる母のもとで、子供をきちんと叱る父と、愛情あふれる母によって、子供が自然に親孝行に育つというのが、家庭の本来あるべき姿です。

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
 同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
子育て(117) 

 コメント欄
コメントフォーム

子供の反抗期と親の権威 森川林 20131009 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。 お名前(ペンネーム):

 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。


 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)

電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)

Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」