facebook記事より。
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小学校高学年になって、子供が親の言うことを聞かなくなるのは、親の権威がないからです。
それは、小学校低学年のころに、親が権威ではなく権力で言うことを聞かせていたからです。
昨日のゲーム機の話で言えば、ゲームの時間を決めて子供にコントロールさせるようにするのが権威です。
ゲーム機を隠したり、禁止したり、使えなくしたりするのが権力です。
戦後の日本は、個を主張し権威に反抗することが民主主義であるかのような教育が行われてきました。
その結果、親が権威を持てなくなり、子供を正しく叱れないようになってきたのです。
正面からきちんと叱ることができれば、普段は子供を叱る機会などほとんどありません。
だから、楽しい親子関係ができるのです。
親が子を思い、子が親を思うような関係が、日本における集団の縦のつながりです。
だから、子供に伝える倫理観の出発点は、個の主張よりもまず親孝行です。
子供が中学生になり反抗期になると、子供に遠慮して何も言わなくなる親が多いと思います。
しかし、そういうときこそ、親がきちんと子供を叱るチャンスなのです。
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このことに関連して、時々感じるのは、父親の影の薄さです。
しかし、それは、父親の責任だけではありません。
家庭の中で父親を立てていくような母親の役割が欠けていることも多いのです。
父親を立てる母のもとで、子供をきちんと叱る父と、愛情あふれる母によって、子供が自然に親孝行に育つというのが、家庭の本来あるべき姿です。