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創造が価値の源泉となる社会と言葉の森の教育 7、森林プロジェクトとオープン教育アシスタント  2013年12月31日  No.2026
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●先進国の起業に必要なのはマイクロクレジットではなくマイクロな実行の場

 言葉の森で行っている森林プロジェクト、オープン教育は、ミニ起業による個人企業を作るための準備の場です。
 例えば、オープン教育アシスタントは、自分の裁量で検定試験の問題を作成します。その検定試験を広げ、検定料を受け取る仕組みを作れば、それがひとつのミニ起業です。

 グラミン銀行は、マイクロクレジットによって、貧困な途上国に自立するための多数のミニ起業を生み出しました。
 先進国に必要なのは、マイクロクレジットではなく、マイクロアイデアとそのアイデアを実現するマイクロな場です。
 言葉の森は、そのマイクロな場を、森林プロジェクトとオープン教育で作っていくことを考えています。

●創造をもとにした交流と、新しい未来の社会

 人間の生きがいや喜びは、主として創造と貢献と向上と交流の中にあります。もちろん、それ以外の消費の喜びや休息の喜びもありますが、生き生きとした実感は、自分が何かを作り出す中で得られるものです。
 その創造がひとりよがりの創造ではなく、社会に役立つという貢献性のあるものであれば、そこに利益が生まれます。
 理念と結びつく形で利益を実現することができれば、そういう集団における人間の交流は、不満を述べ合う後ろ向きの交流ではなく、向上心に満ちた前向きの交流になります。創造的な社会の幅広い裾野を埋めるのは、このような集団です。

 このオープンで創造的な個人企業群によって、効率教育が作られ、その効率教育によってできた時間的金銭的な余裕によって創造教育が広がります。更に将来的にはそれらに加えて個性的な文化教育が生まれます。
 そして、創造教育が創造文化と結びつくことによって、創造を価値の源泉とする未来の社会が育っていくのです。

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
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