これまでの全記事
国語の勉強は気長に  2014年1月8日  No.2031
ホームページの記事は→2031



 facebook記事より。

====

 他の教科の勉強は、間違えたら正しい答えの出し方を理解すればいいのですが、国語はそこが少し違います。

 正しい答えが、線としてつながっているのではなく、面としてつながっています。

 A駅からB駅へ行くには、AからBの路線で行けますが、麓から山頂に行くには、麓を何度も蛇行しながら登るしかありません。

 国語の勉強法の麓は読書です。

 それも、親が見て、くだらないと思われるような本がいちばんの麓を形成しているのです。

【そのコメントの一部】

● 例えば?どんな本ですか?

● 漫画、はだめですよね?

● 小学生の子におすすめなのが、怪傑ゾロリです。
 子供はああいう変なギャグが大好きです。
 しかし、文章は結構しっかりしています。なぜかというと、説明的なことがよく書いてあるからです。

 その反対に、低学年の子によく読まれているある本は、短い会話ばかりでストーリが―進むようになっています。
 文章のレベルから言うと、説明がしっかり書かれているものの方がいいと思います。

 漫画は、小学校低学年までの子には、それだけでもプラスになります。
 しかし、それ以上の学年になると、漫画は楽しみのために読むもので、読書のかわりになるものではありません。
 学習漫画も同じです。知識はつきますが、文章力はつきません。

 しかし、漫画がよいか悪いかというのではなく、ちゃんとした文章の書かれている本を読んでいるかどうかが大事です。
 読書が主食で、漫画や雑誌はお菓子のようなものです。
 お菓子だけになってしまうことよくないのですから、主食のことをまず先に考えていくことです。

● 私は本が好きです。漫画も、文芸も、ドキュメントも見ます。漫画からもたくさんのことを学びました。高校時代、新学期、初対面の国語教諭が、「好きな教科とその理由」という課題を出し、私の答えは、「国語、国語がすべての教科の土台だと思うから」で、先生に強い共感を持ってもらえたのが、今、海外での自分の子育てにも大きな励ましになっています。マレーシアでも、日本語を習い始めるきっかけがアニメ・漫画という人が多いです。麓・きっかけに終わらず、それを広げたり、高めたりして行くことが大事なのではないかと思っています。
いいね!を取り消す ・ 返信 ・ 2 ・ 昨日 9:56 (携帯より」

● おっしゃるように、海外で暮らす子は、漫画やアニメのような遊び的な生活の中で日本語の機会を増やすようにしていくことが大事だと思います。
 言葉の学習は、勉強ではなく生活の中で豊かになっていくのでしょうね。

====

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
 同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
国語力読解力(155) 

 コメント欄
コメントフォーム

国語の勉強は気長に 森川林 20140108 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。 お名前(ペンネーム):

 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。



受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)

電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)

Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」