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勉強面の注意は抑え、躾面の注意は繰り返す  2014年1月23日  No.2053
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 子供の作文について、「どう注意したら、もっとよくなるでしょうか」と聞くお母さんがいます。
 すると、先生の中にも、「もっとこういうところを注意したらいいのではないですか」と答える人がいます。

 これは、ある点では普通の会話で、何も問題はないのですが、実は、大きく見ると、つい注意したくなるお母さんの癖というものがあります。

 子供の作文でも、音読でも、読書の仕方でも、大人が見れば注意したくなることはたくさんあります。
 しかし、そこで注意したくなる癖をそのまま出してしまうと、子供は次第に作文を見せなくなったり、音読をしなくなったり、読書をしなくなったりします。

 特に、子供が小学2年生のころまでは、親の言うことを素直に聞くので、親もあまり考えずに注意してしまうことがあります。
 子供が素直なうちこそ、お母さんは、注意はせずにできるだけいいところを見てあげる必要があります。

 しかし、躾については、逆に例外なく注意することが大切です。
 例えば、玄関の靴をそろえるなどということは、毎日のように言わなければ習慣になりません。
 一度でも例外を見逃がすと、習慣はすぐに崩れます。

 つまり、勉強などの能力に関することは注意せずに褒めて励まし、躾などの態度に関することは例外なく注意するという使い分けが必要なのです。


▽関連記事
「子供の勉強をコントロールしすぎて親子喧嘩に」
https://www.mori7.com/index.php?e=1566

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