9.4週は読解問題(自由選択)の週ですが、小1の読解問題の元になる長文と、9.4週の課題フォルダの長文がずれていました。
申し訳ありませんでした。
読解問題の元になる長文は、読解マラソンの問題のページで見ることができます。
https://www.mori7.net/marason/marason_sample.php?yama=i&gakunennjunn=1
また、読解問題をウェブで行う場合は、問題のページから答えを送信してください。
https://www.mori7.net/marason/ki.php
====
クマノミの知恵
【1】
脊椎動物のほとんどは、
生まれたときから
性別が
決まっており、
途中で
変化することはありません。ところが、
同じ脊椎動物でも、
魚には、オスがメスへ、メスがオスへと
変化したり、
生まれながらにして
雌雄同体のものがあります。
【2】オスからメスへ
変化するものとして
代表的なのは、クマノミの
仲間です。クマノミは、
毒を
持つイソギンチャクと
一緒に
暮らすことで
有名です。【3】ひとつのイソギンチャクに、オスとメス
一匹ずつの
成魚と、
体の
小さな幼魚の
数匹で
暮らしていることが
多いのですが、この
成魚と
幼魚の
間に、
親子関係はありません。クマノミの
稚魚は、
卵から
孵化すると、すぐに
生まれたイソギンチャクを
離れ、しばらく
海の
中で
浮遊生活を
続けます。【4】そして、
全く別のイソギンチャクにたどりつき、そこで
元から
住んでいる
縁もゆかりもないクマノミたちと
共同生活を
始めます。これは、
親子で
繁殖してしまう
危険をさけるための
工夫です。
【5】
同じひとつのイソギンチャクの
中に
暮らしているクマノミたちは、
体の
大きさに
違いがあります。
群れの
中でいちばん
大きいのがメス、
次に大きいのがオスです。【6】三
番め
以降の
魚たちは、オスでもメスでもない
未成熟な
個体です。
卵を
産むのはメスですが、その
卵を
守るのは、おもにオスの
役目です。【7】
何らかの原因で、いちばん
大きいメスが
死んでしまうと、オスが
性転換をしてメスになり、オスの
次に
大きい未成熟な
個体がオスになって
繁殖に
参加します。クマノミの
世界には、このようにきちんとした
秩序があります。
【8】なぜいちばん
大きい個体がメスになるかというと、メスは
体が
大きいほどたくさんの
卵を
産むことができるからです。
∵
【9】「わたし、
昨日までオスだったメスで、
名前はクマオよ。」
「ぼくは、
今日からオスになった、
名前はクマコなんだ。」
「
何だか、
呼び方にクマっちゃうね。」
言葉の
森長文作成委員会(π)
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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