NHKで、かつての預金封鎖の時代背景を解説する番組が放映されました。
預金封鎖の本質とは、それまで確実な資産としてあると思っていたものが、ある日を境に資産でなくなるということです。
同じことが、これから社会の大きな変動として起こってくるように思います。現在は、ドッグイヤーと言われているように、社会の仕組みが大きく変わり、今日まで新しいと思っていたものが、もう明日には古くなるという時代です。
こういう時代に大事なことは、古くならないものを持っていることです。それが、かつては学問でした。今の時代は、学問プラス個性になるのだと思います。
別の言い方で言えば、「持っている」と思うから、失うことを恐れるのです。
持っているのではなく、自分が「それ」を生きているのであれば、世の中がどう変わろうと、そのままの自分で対処できます。
社会の中で、みんなの役に立っていて、「ぜひいてほしい」という人であれば、いつでも生きていけます。
だから、子供の教育も、社会に役立つ人間になることを第一にし、個性を伸ばすことを第二とし、その上で、どこの学校に行くとか、どこの会社に入るとか、どういう仕事をするかなどを決めていくという順序が大事なのです。
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