寺子屋オンエアの勉強が軌道に乗ってきました。
勉強熱心な子は、いつもは1時間の勉強なのに、「今週はテスト前の勉強をしたいので1時間半参加します」というようなことを言ってきます。そういう要望にもすぐ対応できるのがネット教育のいいところです。
しかも、その1時間半の間は、先生が勉強の様子をずっと見ていられるので、勉強の仕方のよい点悪い点などもすぐにわかります。
しかし、勉強の能率を上げるというだけでは、やがて飽きが来ることもあります。
同じ時間に他の生徒の勉強している雰囲気も伝わってきますし、先生からは勉強の開始時と終了時にskypeの電話がありますから、集中力は持続しやすいのですが、小中学生は、勉強に多少の変化があった方が意欲を持ちやすいのです。
そこで、今考えているのは、寺子屋オンエアを使ったちょっとした息抜きです。
今は、ただ普通に勉強をしているだけですが、今後は、生徒が積極的に参加できる企画も盛り込んていきたいと思っています。
例えば、それは「寺子屋クラブ活動」のようなものです。
読書の好きな子は読書会をしたり、漢字の好きな子は漢字クイズ大会をしたり、英語の好きな子は英語スピーチをしたり、というような企画を、顧問の先生のもとで、子供たちが自主的に運営していくのです。
また、子供たちだけでなく、お父さんやお母さんやおじいちゃんやおばあちゃんが、寺子屋オンエアの新しい講座を開くこともできます。
これまでの勉強は、成績の上位を目指して一点の差を争うような近視眼的な勉強でした。
これからの勉強は、必要な学力は誰でも十分に身につけ、その学力の上に自分らしい個性と創造性を伸ばす勉強になります。
そのときに必要なのは、子供が主体的に取り組む機会と、豊かな人生経験や社会経験のある大人の眼差しです。
このように考えると、ネットを利用し、人と人との交流を通して学べる寺子屋オンエアは、大きな可能性を持っていると思います。
現在、言葉の森の生徒を対象に、1ヶ月の寺子屋オンエア無料体験学習を募集しています。
必要な機材と教材は、すべて無償貸与します。対象は小1から中3です。
当面は、言葉の森の生徒対象ですが、システムの改良が済みましたら、言葉の森の生徒以外の一般の方も募集していく予定です。