これまでの全記事
遊びの持つ創造性――プログラミング教育は枠のない遊び  2015年10月28日  No.2451
ホームページの記事は→2451


 なぜ勉強がつまらなくて遊びが面白いかというと、勉強には答えという枠があるのに対して、遊びにはそういう枠がないからです。自由に自分の可能性を広げることができるから、遊びによって工夫する力、創造する力がつくのです。

 ところが、現在の遊びの中には、創造性に結びつかない遊びもあります。そのひとつがゲーム、もうひとつがソーシャル・コミュニケーションです。
 もちろん、こういう遊びも息抜きとしてはあっていいのです。しかし、本当の自由な遊びの持つ充実感は、こういう遊びからは得られません。

 そこで、言葉の森が今考えているのは、ネットワークを使った自由な遊びの創造です。これは、オンエア特別講座という形で今企画しているところです。
 もうひとつは、生活に役立つプログラミング教育です。
 現在行われているプログラミング教育の中には、単なるお絵かきごっこやレゴ遊びのような決められた枠の中でプログラミングの雰囲気を味わうようなものが多いのではないかと思います。
 プログラミングが面白いのは、そこに無限の工夫の可能性があり、その可能性を広げていくと、生活に役立つものができるというところにあります。

 現在のプログラミング教育について、清水亮さんが、とても参考になる記事を書いていました。
「プログラミング教育の落とし穴」
https://wirelesswire.jp/2015/10/47351/

 ネットワークは、子供の遊びの時間を創造性のないゲームやコミュニケーションに置き換えてしまう面がありましたが、うまく活用すれば新しい遊びの可能性を生み出すものとなっているのです。

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
 同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
プログラミング教育(5) 遊び(6) 

 コメント欄

森川林 20151028  
 昔の小学生は、学校から帰ると、カバンを家の中に放り投げてすぐに近くの原っぱに行き、夕飯の時間までたっぷり遊んでいました。
 日曜日などは、今日は何をして遊ぶかと考えると嬉しくてたまらなくなり、自然に早起きをしていました。
 今の子が、日曜日は平日の勉強の疲れを取るために、朝ご飯ぎりぎりまでゆっくり寝ているのとは大違いです。
 昔の子供たちは、この遊びの中で創造性を育て、生きることの楽しさを味わう力を育てていたのだと思います。


森川林 20151028  
 追加の記事が載っていました。
「ハックから始めるプログラミング教育」
https://wirelesswire.jp/2015/10/47401/
コメントフォーム

遊びの持つ創造性――プログラミング教育は枠のない遊び 森川林 20151028 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。 お名前(ペンネーム):

 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。



受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)

電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)

Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」