中学生になると、親はだんだん子供の勉強に関与できなくなります。勉強も仕方も、塾に行ったり、通信教育をやったりと、親がその勉強の仕方も次第に把握できないものになってきます。
そうすると、つい、机に向かっているからいいというように、外見だけで子供の勉強を判断するようになります。
しかし、大事なことは、勉強しているかどうかではなく、どういうやり方で勉強しているかです。
勉強のやり方で大切なことは、どういう教材を使っているか、それをどう使っているです。
親も子も、この肝心なところを抜きにして、ただ勉強をしているだけでよいと思っていることが多いのです。
まず、どういう教材を使っているかです。塾や通信教育の教材は、ばらばらになってしまうものがほとんどです。ばらばらになるような教材は、よほどきちんと管理できるような子でなければ、有効には使えません。
教材の理想は、1教科1冊です。何枚ものプリントになっていたり、分冊になっていたりするものは、使えない教材になってしまうことが多いのです。
(ばらばらのプリントをきちんと保管し、繰り返し勉強できるような仕組みを作っているところもあります。「でき太くんの算数クラブ」などはそうだと思います。)
もうひとつは、どう使っているかです。理想の勉強法は、同じ教材を同じように5回繰り返すことです。
ところが、小学生のころから、この繰り返す勉強に慣れていない子が多いので、ほとんどの中学生は、1冊がひととおり終わったら次の教材に移ってしまいます。
わかりやすく言うと、5冊の教材をそれぞれ9割できるようにするよりも、1冊の教材を5回繰り返して10割できるようにした方が確実に力がつくのです。
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中学生のころは、テストの点数を気にはしても、勉強というものにまだ自覚がないのが普通です。
だから、勉強の仕方も、勉強らしいことをしていればいいというふうになってしまいます。
そこで必要なのは、まず居間でみんなのいる中で勉強すること、次に1冊の教材を5回繰り返すような勉強の仕方をすることです。
これは、本人の自主性に任せていてはできないので、この基本だけは親が整えておくことが大事です。
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