暗唱検定の長文は、次のページに掲載しています。
https://www.mori7.net/mine/as2.php
朗読と抄訳のページのリンクを今後作る予定です。
4月4週に5級の暗証検定を行います。暗証検定には、skypeを使います。
5級の長文(3ヶ月分約3000字)を6分以内で間違えずに暗唱できれば合格です。
5級に合格した人は、4級の暗証検定に取り組んでください。
【暗唱のコツ】
(1)最初の読みのときに読み間違えると、あとからはなかなか直りません。最初はゆっくり正確に読み、正確に読めるようになってからはできるだけ早く読むようにしましょう。
(2)暗唱の長文を印刷した紙は、いつも同じものを使いましょう。人間の記憶は、紙の位置とも結びついています。印刷物が古くなったら、同じものをコピーして使いましょう。
(3)すらすら読めるようになるまで、紙を見て暗唱しましょう。思い出しながら暗唱すると、思い出しながら暗唱する読み方になるのでかえって時間がかかるようになります。
■4級の1 千山/偶成/春望/方丈記/田子の浦ゆ
【1】
千山鳥飛ぶこと
絶え
万径人蹤滅す
孤舟蓑笠の
翁
独り釣る寒江の
雪
【2】
少年老い易く学成り難し
一寸の
光陰軽んず
可からず
未だ覚めず
池塘春草の
夢
階前の
梧葉已に秋声
(
偶成/
朱熹)
【3】
国破れて
山河在り
城春にして
草木深し
時に
感じては
花にも
涙を
濺ぎ
別れを
恨んでは
鳥にも
心を
驚かす
烽火三月に
連なり
家書万金に
抵る
白頭掻けば
更に短く
渾べて
簪に
勝えざらんと
欲す
(
春望/
杜甫)
【4】ゆく
河の
流れは
絶えずして、しかももとの
水にあらず。
淀みに
浮ぶうたかたは、かつ
消え、かつ
結びて、
久しくとどまりたる
例なし。
世の
中にある、
人と
栖とまたかくのごとし。 【5】たましきの
都のうちに、
棟を
並べ、
甍を
争へる、
高き、いやしき、
人の
住ひは、
世々を
経て
尽きせぬものなれど、これをまことかと
尋ぬれば、
昔ありし
家は
稀なり。
或は
去年焼けて、
今年作れり。
或は
大家亡びて
小家となる。【6】
住む
人もこれに
同じ。
所も
変らず、
人も
多かれど、いにし
へ見し
人は、
二三十人が
中に、わづかにひとりふたりなり。
朝に
死に、
夕に
生るるなら
ひ、ただ
水の
泡にぞ
似たりける。
【7】
知らず、
生れ
死ぬる
人、
何方より
来たりて、
何方へか
去る。また
知らず、
仮の
宿り、
誰が
為にか
心を
悩まし、
何によりてか
目を
喜ばしむる。【8】その
主と
栖と、
無常を
争ふさま、い
はばあさが
ほの
露に
異ならず。
或は
露落ちて
花残れり。
残るとい
へども
朝日に
枯れぬ。
或は
花しぼみて
露な
ほ消えず。
消えずとい
へども
夕を
待つ
事なし。
(
方丈記/
鴨長明)
【9】
天地の
別れし
時ゆ
神さびて
高く貴き
駿河なる
布士の
高嶺を
天の
原 振り放け
見れば
渡る日の
影も
隠ら
ひ 照る月の
光も
見えず
白雲も い
行きはばかり
時じくぞ
雪は
降りける
語り継ぎ 言ひ継ぎ行かむ
不尽の
高嶺は
田子の浦ゆうち
出でて
見れば
真白にそ
不尽の
高嶺に
雪は
降りける
(
山部赤人)
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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